兵器に転用可能…

韓国「不正輸出リスト」を独自入手!

サリンやVXの原材料も第三国に

https://www.fnn.jp/posts/00047184HDK/201907102038_livenewsit_HDK

【執筆:FNNソウル支局長渡邊康弘】2019710

 

CanWeaponObtainUniqueIllegalExportListInKorea2

CanWeaponObtainUniqueIllegalExportListInKorea1

무기에 전용 가능한 ... 한국 "부정 수출 목록"을 자체 입수! 2

무기에 전용 가능한 ... 한국 "부정 수출 목록"을 자체 입수! 1

兵器に転用可能,韓国「不正輸出リスト」を独自入手!

兵器に転用可能,韓国「不正輸出リスト」を独自入手2

 

 

 

 

 

 

 

字幕ー設定ー字幕(1)-自動翻訳ー言語

 

国際的に厳しく規制されている物資が韓国から不正に輸出

サリンやVXの原材料も含まれ北朝鮮などに流れた可能性.

韓国はホワイト国安全保障上の友好国ではないのでは」

 

 

日本政府によるフッ化水素など

3品目の韓国への輸出優遇措置撤廃を受け、

韓国は激震に見舞われている。

「不当だ!」との怒りや、

「国内生産すべき!」という勇ましい対策案、

「対応が遅い!」との韓国政府批判、

「日本製品不買」のPR

「次の制裁はこれかも」との悲観論など、

メディアは上を下への大騒ぎだ。

 

本質はあくまで「輸出管理の優遇措置撤廃」

 

今回の日本政府の措置の本質は、あくまでフッ化水素などの

韓国向け輸出管理優遇措置撤廃である。


 

そして撤廃の理由について経産省は

日韓間の信頼関係が著しく損なわれた」事と、

大韓民国に関連する輸出管理をめぐり不適切な事案が発生した」

事の2点を挙げている。


 

経産省は朝鮮半島出身応募労働者を巡る問題での

韓国政府の対応なども引き合いに出しているので、

信頼関係の改善に向けて韓国政府がすぐに対応するのは難しいだろう。

 

だが、「輸出管理の不適切な事案」について

国際社会が納得するような反論が出来れば、

日本の措置が不当だという韓国の反論が力を持つことになる。

 

実は「抜け穴だらけ」な韓国の輸出管理

 

不適切な事案が発生した」との日本の主張に反論するには、

「日本から輸入した3品目は

全て適切に管理され、韓国国外に密輸出などされていない

韓国の輸出管理は信頼できる

という事を証明すれば良いだけの話だ。
 

韓国の成允模(SungYunMo, 송윤모)産業通商資源相は79日緊急会見し

 

「日本から輸入されたフッ化水素が北朝鮮を含む

国連制裁決議対象国に流出したという、

いかなる証拠も発見されなかった

「(韓国の)関連企業らが国内法令により

輸出許可を受けて、最終使用者報告など

各種義務も適法に履行していることを再度確認しました」と述べた。

 

日本から輸入したフッ化水素は

北朝鮮に渡っておらず

韓国から輸出される物資は管理がしっかりしているとアピールしたのだ。

しかし、そんな韓国にとって

「不都合」なデータを記したリストを我々は入手した

そのリストとは、

韓国の国会議員が産業通商資源省から入手したもので、

我々はこの議員から提供を受けた。

リストには「戦略物資無許可輸出摘発現況」というタイトルが付けられている。
 

内容は驚くべきものだ。

2015年から20193まで、

韓国から戦略物資が無許可で流出した

不正輸出案件は、何と156もあったと記されているのだ。

 

不正輸出されたのは、いずれも、

NSG(核兵器製造・開発・使用に利用可能な

物品を統制する多者間国際体制)

 

AG(生物化学兵器製造・開発・使用に利用可能な

物品を統制する多者間国際体制)などを通じ

国際社会が厳しく統制・監視している物資だ。

 

専門家も驚くリストの中身

 

リストの不正輸出品目を見てみる。
 

サーモカメラや炭素繊維、熱交換器など、

兵器への転用が可能な物品が並んでいる。

核開発で使用される遠心分離機も、

ロシアとインドネシアに不正輸出されていた。

201710月には、核燃料棒の被膜として使われる

ジルコニウムが中国に不正輸出され摘発されていた。

代金は1346万ドルと高額な取引だ。
 

リストには化学物質も含まれている。
 

ジイソプロピルアミンという化学物質は

北朝鮮の金正恩委員長の実の兄、

金正男氏がマレーシアで暗殺された時に使われた神経剤VXの原料だ。
 

2017年の8月にベトナムとスリランカに、

10月にはパキスタン、中国、マレーシアに向けて、

韓国から不正輸出されたとして、輸出業者が摘発されていた。
 

生物・化学兵器拡散を防止する枠組みである

前出のAGのハンドブックによると、

韓国はジイソプロピルアミンの製造国に入っていない。

つまり別の国から輸入したものを、第三国に不正輸出した可能性が高い。
 

さらに注目されるのは、「フッ化水素酸」という品目だ。

フッ化水素酸は、今回

日本が輸出管理優遇措置を撤廃した3品目の1

フッ化水素を水に溶かしたものだ。

 

フッ化水素酸の不正輸出が摘発されたのは

201712月にベトナム向け

20191月にはUAE向け2件だ。

フッ化水素は韓国でも少量製造されているので、日本産かどうかは分からない。

摘発日時に目を向けてみる。

2015年は14件、

2016年は22件、

2017年は48件、

2018年は41件、

2019年はわずか3か月の間に31

不正輸出が発生している。

明らかに増加傾向だ。

 

また20175月の文在寅MoonJae-in大統領就任前後で

発生件数を比較すると、就任前は年平均約18件だった

不正輸出が、就任後には年平均約60件ペースに急増している。

これが何を意味するのかは分からない。

このリストを、国連安保理北朝鮮制裁委員会のパネル委員だった古川勝久KatsushisaFurukawa후루카와·카츠히사氏に分析してもらった。
 

古川氏は

大量破壊兵器関連の規制品を巡る輸出規制違反事件

これほど摘発されていたのに、

韓国政府がこれまで公表していなかった事実に驚いている」

と話し、驚きを露わにした。

Q危険な物質はリストに入っていますか


古川氏

「もちろんです。

インドネシアに不正輸出されていたシアン化ナトリウム

金属メッキ工程でも使用されますが、

化学兵器タブンの製造にも使用されます。

 

危険だからこそ大量破壊兵器不拡散のための

国際レジームで、有志国がリスト規制に基づいて規制しています。

もちろん産業用途はありますが、兵器転用されるので、

しっかりと輸出先を確認することが

義務付けられていなければなりません。」

Qフッ化水素も不正輸出されていた


古川氏

フッ化水素の輸出先である

UAEは密輸の主要経由地として各国が見張っています」