Realtek Audio Driver V6.0.9088.1 For Windows 10 64-bit.
ASUS ROG STRIX X570-F Gaming に搭載されているRealtek Audio CodecチップALC1220のドライバーが更新されていたので、インストールしました。
Sonic Studio 3やSonic Rader 3やUWPのRealtek Audio Console Appが安定していなかったものが改善されたようです。Realtek ALC1220からは、Intel、AMDともにCPUの中のサウンドプロセッサーと併せて動作するので、マザーボードメーカーから提供されるドライバーでないとまともに動作しません。
ASUSのAudioドライバーは、サポートページで公開される物とARMOURY CREATEから提供される物と2つ存在しています。現在は、ARMOURY CREATEで提供されているのは6.0.8899.1です。サポートページで提供されているのは6.0.9088.1です。サポートページでこれより古いバージョンはまともに動作しないので、下手にインストールするとWindows10のクリーンインストールが必要になる場合が多いです。最新の6.0.9088.1は安定しています。
WDMドライバー、ASIOドライバー、A-Volute Nh3 Audio(バーチャルミキサー、Sonic Studio 3、Sonic Rader 3(Nahamic Service))、Realtek Console Appなどがインストールされます。
バーチャルミキサー(Sonic Studio Virtual Mixer)はサウンドの設定で無効にすることをおすすめします。バーチャルミキサーを有効にしているとWDM(WASAPI)でもバーチャルミキサーにループバックされしまうので音質が激しく劣化します。
「Analog 7.1ch」「S/PDIF」についてはプロパティーからわかりやすいように名前とアイコンを変更しています。
ASUSのマザボードのオーディオ回路とRealtek ALC1220の組み合わせは下手なUSB-DACより高音質です。ROG STRIX X580-F Gamingの背面オーディオ端子は金メッキ端子ですし、電源ユニットのアースをきちんと接続していれば公称のS/N比が満たされていてノイズフロアもかなり低く、ピュアオーディオのシステムに繋いでも破綻がなく高音質のサウンドを楽しめます。
S/PDIF(光デジタル)でアンプに接続し、WASAPIで再生すればビットパーフェクトが実現できます。S/PDIFなら電気的には分離されるので物理的なピュアオーディオは担保されます。それ以上はプラシーボです。S/PDIFのWASAPIで取り扱えるサンプリング周波数は44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、196kHz、ビット深度は16bit整数、24bit整数です。S/PDIFではASIOは使えません。
アナログ出力もフラットな特性なので、プレーヤーソフトやアンプ側で好みの音質に設定すれば良いでしょう。アナログ出力のWASAPIで取り扱えるサンプリング周波数は44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz、ビット深度は16bit整数、24bit整数、32bit浮動小数点です。ASIOは44.1kHz~192kHz/24bit整数です。
正直、DAW用のサウンドチップではないのでASIOのメリットはないです。
無意味に高いUSB-DACを買うぐらいなら高いマザーボードのオーディオ回路の方が高音質で良いと思います。