おはようございます。
昨日の記事
でペタができないと書いたのですが、大丈夫でした。お騒がせしました。
さて、早速、本題に!
交流分析をご存知でしょうか?
実はアドラー心理学と関係がありそうなんです。
少し、交流分析のことを書いてみますね。
交流分析は、エリック・バーンによって開発された心理療法の1つです。
エリック・バーンはアルフレッド・アドラーの影響を受たようで、あとから述べるストロークという考えなども、アドラー心理学の正の注目、負の注目と似通っていたりします。
交流分析とは、その言葉のごとく他の人との交流や対話を通して、自分自身や相手の状態を分析する方法です。
交流分析の基本的な考え方は3つ
①人は誰でも3つの私(自我状態)をもっている。
②対人関係は、他人を変えるより自分を変えるほうがはるかに簡単であり、生産的である。自分の過去と他人を変えることはできないからである。
③私たちは自分こそが、自分自身の行動、感情、思考をコントロールし管理する責任者、指揮者である。
さて、①の3つの私(自我状態)とはどんなものでしょう?
人には、3つの自我状態、つまり、親の自我状態、大人の自我状態、子どもの自我状態があると考えます。
以下にそれぞれを説明します。
①親の自我状態 P(Parent)
Pは、親の考え方、行動、感じ方をする部分であり、幼児期によく言われたことや親を通じて学んだことをそのまま自分の中に組み込んでいるもの。
その中でも2つの親の自我状態があると考えます。
・批判的な親(Critical Parent : CP)
・保護的な親(Nurturing Parent : NP)
②大人の自我状態 A(Adult)
Aは、事実に基づいて判断しようとする状態。問題解決をする場合に、データを収集し、整理し、最も適切な解決法を探そうとするような感覚。論理的、かつ客観的に物事を判断する状態。
③子供の自我状態 C(Child)
これは、子供の時に、実際に感じたり行動したのと同じような感情や行動を示す部分。子供の自我状態にも親と同じように2つの状態があると考えます。
・自由な子供(Free Child : FC)
・順応した子供(Adapted Child : AC)
少し前に、自分を知るためエゴグラムというテストを受けるといいと書きました。
この記事です
。
エゴグラムは、自分の自我状態の中に上記の5つのCP,NP,A,FC,ACがどのような比率で存在するかをグラフで表せるようにしたものです。
グラフの傾きのパターンを見るとその人の性格のパターンが見えます。
例えば、保護的な親(NP)が高く、順応的な子供(AC)が高い人は、過保護になりがちな傾向があるとか・・・
自由な子供(AC)が高い人は、自由奔放だったり、逆に順応的な子供(AC)が高い人は、人にあわせて疲れてしまったり!
保護的な親(NP)が低くて、批判的な親(CP)が高い、そして自由な子供(FC)が高く、順応的な子供(AC)が低い。そんな逆Nと言われるパターンは、子どもにとって危険とか!
理想は、大人の自我状態(A)を頂点にしてなだらかに山形になるのがいいと言われているそうです。