角兵衛-歌詞- | 『花のほかには』-fuyusun'sワールド-

『花のほかには』-fuyusun'sワールド-

fuyusunの『何じゃこりゃ!長唄ご紹介レポート』
自己満足ブログですみませんm(_ _)m

神楽囃して、町々巡る同じ世渡り、梅咲くや

笠の中さへ覗かれて、人も見送る愛嬌は、てんとおてんと、天から落ちた天人か

わっちゃいややの、なに馬鹿らしいとてもいろいろにはこんな身で、成駒やならそれこそは

こっちも首たけ浜村や、なぶらしやんすな夜は情、旅ぢゃなけれど道連になるとはなしの後や前

ゑっちり越後の山坂越えて、来て見りゃほんに江戸の花、いつも黄金の真っ盛り

花に浮かれりゃ咽頭さへかわく酒がな欲しや、さりとてはまだまだイヤハよいとなよいとな、

獅子の洞入り洞返り、すめぢゃ互の思うこと

岩木ならねば恥しの、森の鳥か鷺ならせめて、一つ塒におううれし

待ちな町々御贔屓の、若者育てるとほりもの、さばくは年の高麗や、宵の仲人の花に酒、持せて奥へ走り行く

こんなぶざまの真実は、お前のお気に入りたさの、蟻の思いも天とやら、どうで女房にゃなられぬけれど、

せめてやさしいお言葉に、甘えた女子ちゃないかいな

云うてもおくれな月がたの、田舎者ぢゃとおなぶりか、思いくらべをしょうならば、

浅間の煙と煙草の煙、やにはに惚れた正直男

また嘘らしい、真顔で人をたまさかも

ほんに添うなら山の奥

千寿の海の離れ島

二人暮らさば都も同じ

嬉しい世帯で有るぞいな

あるはいやなり思うはならの

木賃の銭さへまだとれぬ、遊び過ごして

風ひいた、うっかりのろさのお恥ずかし

ほんに茶化した獅子舞さん、わっちもそんなら(地回りの伝法肌で)ひやかしの

親兄弟にまで見放され、あかの他人の契情に、可愛がらりょうはずはなし

オヤ聞いたようだよ

籬のすががきせっかいで、かき廻したる、てんてつとんだ間夫と客

仇な恋路の色里通い、夜は軒端に立ちつくす、エエ待つわいな、お部屋の目顔が有るわいな

無理な首尾して逢うたが憎いかへ、さりとては恋には粋も愚痴になる、これは五色の色の外

柴田五万石あらそとままよ

新潟通いがやめらりょか

きさく悪性が浮世にゃ徳で、ねまり地蔵へ色の願はだし参りの土踏まず

内の嚊どの癇癪おさえて夜も昼間も三度くり

さのせさのせ、さのせっせのせ、せったら金粉の稗団子、搗いてほし

おきのェ、沖の題目波に浮かんで風に揺られて

朝日に輝く、夕日が靉靆く

南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経

あじよだが当世ひねりがはやる、客と女郎衆の機嫌気づまも逆竹

さい浜三里を乗るとても

米山三里を乗るものか

さまはナアエ八つ目のある鰻の性で

ぬらりくらりと気が多い

国の訛の笑い草

身の生業は八百八町品

八百八町御贔屓のお恵願うお取立て

仰ぐ舞台ぞ千代の寿