春秋-その三- | 『花のほかには』-fuyusun'sワールド-

『花のほかには』-fuyusun'sワールド-

fuyusunの『何じゃこりゃ!長唄ご紹介レポート』
自己満足ブログですみませんm(_ _)m

『春秋』の作詞は如蓮居士という方らしい。

さてさて、この如蓮居士と言う人はどういう人なのだろうか?


いつの時代の方かは分かりませんが、この名前で検索を掛けると、

中国の隋の建国から、唐の玄宗皇帝の時代までを描く『説唐演義』の作者としてヒットする。

うーん、、、この人と同一とはあまり考えられないのですが・・・。

どなたかご存知の方がいらっしゃったら、ぜひぜひご教授下さいませ。


日本人の五感はとても繊細で優れていると私は思う。

「虫の声」を感ずるのは日本人だけのようです。

「あら、鈴虫の声・・・優雅だわ」

「あら、コオロギがないている」などなど。

西洋人は、虫の種類なんぞ無視。ぜんぶ一緒に聞こえるようですね。

テレビもラジオも何もない時代。日本人は虫の合唱を楽しみ、風や雨や雪など自然のものを眺めて楽しむという文化があります。きっと西洋の文化にはそういった習慣がないのでしょうね。だから、そういった能力が発達しなかったのだと思います。



 
春一番:春になって初めて吹く強い南風のことで、春の嵐。
貝寄風:貝を浜辺に吹き寄せる南の春風。
穀風:穀物の成長に働きかける東からの風。
・花信風:初春の風。花の咲く時節の到来を告げる風。
・光風:春の晴れた日に吹く、ここちよい風。雨上がりに、光をおびた草木を吹き渡る爽やかな風。
・東風:春に東の方向から吹く暖かい風。梅の花が咲く季節には「梅東風」、桜の季節は「桜東風」など呼び方が変わります。
・梅風:梅の花は春を告げる花とされています。梅の花の香りをとどけるような風。
・彼岸西風:釈迦涅槃会の頃に吹く柔らかな西風のことで、西方浄土から吹くと言われます。
・春嵐:春先に吹く強い風。
・まつぼり風:阿蘇山の西に外輪山の切れ目があり、この切れ目一帯でしばしば強風が吹きます。阿蘇山の火口原にたまった冷たい空気が吹き出すもので春や秋に吹きます。
この強風は「まつぼり風」と呼ばれ、農作物や農業施設に被害をもたらします。
 
春の代表的な風の名称です。ただ、ビュービュー吹いている風なのに、日本人はこうして色々な名前を付けています。

雨もまた同じです。

季節によって、その降り方によって色々な名前がついています。

とらえ方によっては、ただ恨めしいばかりの自然現象ですが、昔の人は一つ一つの自然現象に趣を感じて日々を楽しんでいたかもしれませんね。