魔法使いに。 | このまんまで良かったんじゃん。②

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スピ好き。おもろいもん好き。枠のはずれた世界を目指す、カメの歩み。


こんちは!ゆかっぺです。(^^ゞ


今日、『角野栄子の毎日いろいろ』って本、読みました。📕

角野栄子さん、ご存知ですか?
「魔女の宅急便🧹」を生み出した人です。
私は、魔女の宅急便=スタジオジブリ(宮崎駿)ぐらいの知識しかなかったので、この人が原作を書かれたとは、この本を読むまで全然知りませんでした。💦

この本で見る角野さんは、どれも カラフルなフレームの眼鏡に、明るいワンピースを着た、おかっぱ頭の おしゃれで素敵な女性です。
髪が白くなるにつれて、自然と身につけるものが鮮やかな色になっていったそうです。
私も、もう少し歳をとったら、こんな感じでいこうかしらと思ったりしました。ウインク

そして、この本の中の【魔法は1つ 誰でも持っている】っていうタイトルで書いてあった文章の中に、惹かれた箇所があったので、ここに載せます。


 

昔、人々は厳しい自然の中で、いつも命の不安を抱えて暮らしていたのね。

子供が生まれても丈夫に育つとは限らない。なんとか家族を守りたい。これは今も変わらない母親の切実な願いですよね。


その中で森の木は冬になると葉を落とし、まるで死んだようになるのに、春になると芽吹く力を持っている。

この再生する力を、自分たちの子供に与えたら、丈夫に育つかもしれない、愛しい人の命をなんとか守りたい。

そういう母親の気持ちから、魔女という存在が生まれてきたんだと思うんです。


魔女はね、見えない世界を想像し、そこにあるエネルギーを感じて、暮しに取り入れていった。それが薬草採集につながり、やがては不思議な力、魔法と呼ばれるようになっていったのではないかしら。


魔女って本当は、そういう人だったのよ。

歴史の狭間で悪者にされる時代もあったけど、キキの場合はほうきで飛べるという力を生かして、見えない世界を見、想像し、工夫を凝らし、一人で生きていく。


魔法は想像する力といってもいいかもしれない。これはキキに限らず誰でも持っている力。

心が動くと、だんだんとその人の魔法が育っていくのよね。だから、魔法は一つ。そして誰でも持っているものだと思っているの

『角野栄子の毎日いろいろ』(角野栄子=著 KADOKAWA出版)より抜粋



これを読んで最初に思ったのが、フィンランド東部にある、森や木に対する信仰。


フィンランドには、『分身の木(守護の木)』という、自分の木を持つという風習があり、子どもが生まれると、その子どもの分身の木を植え、生まれたばかりの赤ちゃんの手を、守護の木の幹に触れさせるそうだ。🌲

その地域の人々は、何かがあった時には、夢や悲しみをその木に語り、代々その木を守り、後世へ伝えてゆくんだとか。


もしかしたら、この風習も、角野栄子さんの言う、母親の気持ちから生まれたものなのかも~と思った。💓



元気に幸せに育って欲しい。🌱

そんな母親の愛、想像する力から魔法が生まれたんだとしたら、人が想像したものが創造できるって、人が本来持ってる力って、ホントにすごいものなんだなって思う。🌟


もちろん、その力は私の中にもあるし、みんなの中にもあるはずだ。



私の知り合いは子供の頃、テレビで相撲の試合を見て、あの大きな相撲取り相手に、「自分なら簡単に勝てるのに❗」と、本気でそう思ったんだと言っていた。

私の友達のチャーリーも、小さい頃マジで魔法が使えると思っていたんだとか。


きっと、みんな忘れているだけで、子供のほうが その事を知っているのかもしれない。🤔



それを眠りに眠って、すっかり忘れてしまった私たちだけど(一部覚えている人もいるだろうけど)、もう思い出しても良い時だ‼️👌

角野さんも、「これはキキに限らず誰でも持っている力。」「誰でも持っているもの」だと言っている。


私たちは、これからどんどん本当の自分を思い出すにつれて、自分の使える魔法もわかってくる。

今は、大きな鍋の中に、自分のワクワクするもんや、気になるもんを色々ぶっ込んで、グツグツと自分オリジナルの魔法の薬を作っている最中。🧙栄養ドリンク

時には配合を間違えて爆発して、ドリフの爆発コントみたいになるかもしれない。



長さんみたいに「だめだ、こりゃ」ってなっても、それはそれで楽しいのだ。👍

もうすでに、スナックのお酒のボトルキープみたいに、いろんな人の名前のタグが付いた魔法の瓶が、どこかの棚にたくさん並べられているのかも。ゆめみる宝石


これからはみんな、魔法使いだ❗びっくりマーク🧙

自分オリジナルの魔法を使って、地球天国で手品みたいにそれを披露し、当たり前のように たくさんの奇跡を起こす。流れ星

なんて素敵な世界なんだろう❣️キラキラ


角野栄子さんの娘さんが12歳の時に書いた絵。この絵が、角野栄子さんに魔法をかけてくれた。🌟
『魔女の宅急便』が生まれるきっかけとなった絵。