こんちは!ゆかっぺです。(^^ゞ
今日は、私が眠りの宗教(子は親に従いましょう、奥さまはご主人さまにしっかり合わせるなど、めっちゃ他人軸の教え)へ通っていた頃、
信者の中にいた「黒田さん」というおじさんの事を書きたいと思います。
私が、かつて通っていた眠りの宗教では「座談会」というものがありました。
何人かで輪を作って、みんなそれぞれ自分の事(体験、気付きなど)を話す。
ある時、座談会で、黒田さんと同じ輪になり、私はその時まだ独身で、その輪の中で、父親に叱られたことを話したように思う。
その同じ輪になったのをきっかけに、黒田さんは、いつも私に声を掛けてくれるようになった。
黒田さんは、とっても大きくて、見た目はキン肉マンに、小林亜星の顔を貼り付けた感じ。
その時は司法書士をされていたけど、昔は警察官だったそうだ。
年齢は知らないけど、多分うちの父親と変わらないぐらいだと思う。
いつも笑顔で「オゥ!」と声を掛けてくれ、お互いハイタッチ✋
陽気で、温かくて、奥さんの事も、とても大切にされていた。
黒田さんといる時は、いつも楽しかった。
そこの宗教の会場では、ちょっとした売店などもあり、黒田さんは私に会うと、そのまま売店へ行き、お菓子を買ってきて、小さい子供にするように、私にハイとくれることも良くあった。
お昼ご飯を食べるときに、人がたくさんで、座る席がなくて困ってる時も、奥さんと並んで座ってご飯を食べている黒田さんは、遠くから「オーイ!」と私を呼び、隣の空いている席に、私を座らせてくれたりした。
私が結婚して、子供が生まれて、初めて子供を連れてその会場へ行った時も、黒田さんは、自分の持っていた茶封筒にお金を入れ、そのまま、お祝いとして私にハイっと渡してくれた。
黒田さんは、いつも優しかった。
゚+:。...*:(*´∀`*):*・゜゚・*
ある時、黒田さんはちょっと沈んだ表情で
「奥さんが倒れて亡くなった」
と言った。
脳卒中で急に亡くなられたそうだ。
奥さんの事をとても大事にされていた黒田さんは、大丈夫そうに振るまっていたけど、
黒田さんの大きな体が、いつも黒田さんからあふれ出る陽気なエネルギーがしぼんでいるように見えた。
それからしばらくして、また黒田さんは、いつものように、私に「オゥ!」と声を掛け、お互いハイタッチをして、
笑顔で「この前、酔っ払って階段から落ちたんじゃ~(岡山弁)」と話してくれた。
打ち身ぐらいで済んだが、メガネが壊れてしまったそうだ。
その時の話の中で、黒田さんは、ご飯は作れん(作れない)から、店で食べるか弁当を買うかだと言っていた。
奥さんが亡くなってから、いつも黒田さんの胸ポケットには奥さんの写真が入っていた。
奥さんのいない家、一人で食べるご飯は、とても寂しいんだろうなと思った。
それからしばらくして、黒田さんは、そこの会場に姿を見せなくなった。
「どうしてんのかなぁ」と気にしつつも、私もそこの宗教をやめてしまったので、黒田さんが、今、どうしているかはわからない。
もう何年も経ってしまったけど、今でもどうか元気で幸せであって欲しいと思う。
黒田さんは、私にたくさんの優しさをいっぱいいっぱいくれた。
私はいつも、当たり前のようにそれを受け取り、何もしなかった。何も返せなかった。
(´・ω・`;)💧
そして、今になって思う。
「私はずっと受け入れられたかったんだな」って。
人の中で浮いてしまったり、人とうまく付き合えなかったりする事の多かった私は、
いつ会っても笑顔で、批判することも、ああしろこうしろとも言う事なく、温かく受け入れてくれる、安心できる、そういう人と一緒にいたかったんだなって。
♪。:・*♪。:・*♪。:・*♪。:・*♪。:・*♪。:・*♪。
今、私の中に、私の心の中に、自分の足で立って歩いて行く事を、とても怖がっている自分がいる。
もう、ちゃんとしなくてもいいし、周りに振り回されることなく自由にすればいい。
それがわかってても、そうできる自信のない私が、そこから出るのを怖がっている。
太陽のような明るいエネルギーで、お月様のような優しいエネルギーで、その自分を包んで欲しいと思っている。
黒田さんが、私にそうしてくれたように、これからは私が私自身にそうしていかなければ、いけないんだと思う。
まだうまく、どうしていけばいいのかわかんなくて、自分のこともちゃんと見れなくて、たまに自分に「大丈夫だよ」「どうしたい?」って、声かける事ぐらいしか出来ないけど、
自分の事ばかりで、自分の子供の心にも寄りそえないような私だけど、
ちゃんと、私の中の私自身を安心させてあげる事が出来たら、それが出来たら、周りの人にも子供にも、いい感じで寄りそえるようになれるのかな。
黒田さんがいつも私にしてくれていたように出来るのかな。
そうなりたいね~!ヾ(^▽^)ノ
私の人生、黒田さんと会えた事は、本当に幸せな事だ!いつも明るさと優しさで私を包んでくれた黒田さんには感謝してもしきれない。
そして私はこれから、私のブログを読んでくれる人達の心に、ちょっとした明かりを灯すことが出来ればいいなと思っている。
💕💕💕(*˘︶˘*)💕💕💕