ある時期にさしかかった子どもに私達、モンテッソーリ教師は、「やってみる?」と誘いかけます。
「やる」「やりたい!」
目が輝き、手が動く、その時期にあたる子どもは夢中でやるのです。
「いい」「やらない」
という生徒さんも、もちろんいます。
やらないことが悪いことでも、残念なことでもありません。
おそらく多くの大人は、言われたことに従うものが子どもであると思われているでしょうが、子どもには1人の人格があり、選択する権利もあるのです。
てすから、私達は「この人は今その時期ではないこと」を改めて教えられます。
そしてあきらめずにまた誘いかけます。心は静かな状態で、
「またやろうね」
と声をかけます。
ですが、通われてまだ日の浅いお母さんから見られると、やらなかったことに対して、大きなため息のような残念の心の声をよみとれることもあります。
正直なお母さんは、
「やってほしいのに」とおっしゃる方もおられました。
「教具は何かを教えるのではなく、こどもの精神の発達を助けるものです。」
恩師からの言葉です。
私はこの言葉を、レッスン前に何度も刻みこんでいます。
お母さん方には、モンテッソーリ教育の理念をお伝えすることも大切ですが、理念には実感が伴わないと理解してもらうことは難しいのです。
制限のある自由の中で、やらない選択をした子どもが、
何を選択しているのか、
またそれをすることで子どもがどのように輝いているのか
を一緒に見ていただきます。
自分で選ぶことの経験が、子どもに何を与えているのかをよく見ていただくとお母さんは子どもを理解されます。
個別で教室にこられているのは、子育て広場のようにただ遊ばせて終わりというものではありませんから、時にはお子さんへの声かけをアドバイスさせていただくこともあります、
そして何より一番重きをおいていることは、
子どもの見方
「ラポム」のお母さん方は、
「ラポムに通い、子どもの見方が変わりました」
「子どもがやっていることをゆっくり見てあげることができます」
「子どもをせきたてず、待つことができるようになりました。」
お母さん方は、
日々、子どもから学ばれているのです。
整えられた環境に身をおいた子どもは、やりたいことを選び、やりたいことをやる。
マリア・モンテッソーリの言葉に、
「子どもから観察しなさい」
「子どもから学びなさい」
とあります。
子どもに関わる全ての大人が、そうであることで、子どもの自由は守られるでしょう。
子どもは所有物ではない、人格を持った1人の人間であることを忘れずに。
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