【ココロノマルシェ】「取引」ではない会話をできるようになるには?


職場が辛い、自信が持てない、そんなあなたの毎日が愛おしくなる、実践アドバイス型カウンセラー、


姐さんカウンセラーの根本 ゆか こと、

ゆか姐(Twitterはこちら)です。


※根本の屋号は師匠の根本裕幸さんから、非公式でお借りしております。




今日もブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。



ゆか姐です。

本日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお応えします。


元のリンクはこちら。

https://cocoro-marche.com/archives/29393




私は、他人と話をするとき、聞き役に回ってしまいます。自分から話すことはできるだけ我慢します。
そうなるのは下心があってのことです。
私の本音は「あなたの話をよく聞いてあげるから、その代わり、あなたは私のことを好きでいてね」です。

しかし、相手の人たちには、私のそういう下心(コントロール)がなんとなくわかるらしく、「あなたのことが重くてしんどい。あんまり話したくない」と言う人もいます。

私の母は過干渉で、長年母のグチばかり聞いてきました。
たぶん「母のグチを聞いてあげると → 母の機嫌がいい」ので、つい他人にもそういう態度を取ってしまうのかもしれません。

下心をなくして、本当に相手のことを思いやって、ほどよく自然に会話を楽しめるようになりたいのですが、どうすればいいでしょうか?


みゆきさん



みゆきさん、こんにちは。

ゆか姐です。


長い間やってしまっていた習慣を手放すのは、なかなか難しいことですよね。


ただ、それがなぜ起こるのか?がわかってくると、その無意識にやってしまうことに、自分で気が付きやすくなると思うんです。


自分が小さな頃からしていた愛情表現が、「取引」の形をとってしまっているのだとしたら、


その愛情表現の方法をどんどん広げていくことにチャレンジして見てはいかがでしょうか?



子供の頃から、母親の話を「我慢して聞くこと」を、愛情表現の一つにしてしまっていると、


他の人にも愛情表現は同じ形で出してしまうことも無理はないのかもしれません。



しかし、みゆきさん自身はその愛情表現に、しんどさや辛さがあったんじゃないでしょうか?



私も話したいのに。

私のこともわかって欲しいのに。



それらが我慢した分だけ、「だからあなたも…」と相手に求める形として伝わってしまい、今回のご相談につながったのかなと思います。



では、この我慢することは悪いことなんでしょうか?



みゆきさんが母親にしてあげられることの中で、一番その時最良の形が、話を聞いてあげることだったんですよね。



まず、そこの才能の素晴らしさを受け取っていますか?



うちの師匠である根本裕幸さんは、ご自身も書いてらっしゃるように、「話を聞かないカウンセラー」だったりします。(聞いてるんだけど聞いてるように見えないことも含んだ上でのお話しです笑)



話を聞くって実はすごく大変なことですよね。



私自身は、話が聞くのが得意な方ではないので、話を聞くには「忍耐」が必要な方ですが、



忍耐が必要であったとしても、それを「やれること」がまず才能でもあるんですよね。



そこをまず「へー、そうなんだ」と受け入れていただいた上で、



その子供時代から今のあなたへ視点を移した時、母親に対して、話を聞く以外にもできる愛情表現ってどんなものがあると思いますか?




●たまにアイスを買ってきてあげる

●買い物に一緒に出かける

●母親の好きなものが、美味しいお店の情報をシェアする

●お茶を出してあげる

●一緒に映画を見る



なんでもいいんです。


自分から母親にしてあげたいなぁと思えることをやってあげる。



今、ご紹介した例を見ていただくとわかるように、何気ない毎日の中でできることってたくさんあるんです。


もしかすると、普段から何気なくやっていることもあるかもしれません。


毎日お茶を出してあげるだけでもいいんです。



それに対して、自分は愛情表現としてやっているんだという自己認識があれば、それは立派な愛情表現だと思います。



さて、私がなぜここでこのような話をしたかというと、


みゆきさんの愛情に自信を持って欲しいからです。


愛情表現というと「受け取って欲しい」という気持ちが出てくるんですが、


お茶やアイスなどの小さなことであっても、愛情表現ってあると思います。


そして、それらは小さくても立派な愛情表現なのに、意外と断られたり、いらない!と言われても大きく傷つきにくいんです。


もちろん、「いらないわよ!!」と言われたりするとショックですが、


「あー、今はいいわ」と言われるくらいなら、「あらそう?じゃぁ冷凍庫にアイス入れとくから、好きな時に食べていいよ」と返すこともできますよね。



その小さな愛情表現は、みゆきさんのいう、



下心をなくして、本当に相手のことを思いやって、ほどよく自然に会話を楽しめる」ということがうまくいってる状態ではないでしょうか?


愛情表現はするけれど、取引のように「アイスを買ったんだから、私のこと好きよね?」ということでもないですし、



アイスを今食べないからと言って、嫌いなわけでもありません。




こういう小さいけれど、確かな愛情表現をしっかり積み重ねていくこと。



そうすると、話を我慢して聞かなくても違う方法で愛情表現できると納得しやすくなりますし、



そうなると、何か一つの愛情表現に対して反応を返してもらわないと納得できないという気持ちが分散されていくと思います。



みゆきさんが「やれそうだな」と思うことから続けてやって見てください。



自分が「やってみようかな」と思える時だけでいいので、コツコツ続けてみる。


すると、効果をしっかり実感しやすくなると思います。


よろしければ参考にしてみてくださいね!



ゆか姐でした!




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●就職氷河期に新卒から半年遅れで建築業界の商社へ入社、勤続20年以上。6年目より女性社員のまとめ役(姐さん)を任命される。その後管理職を経験。

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●20代半ばで結婚するが、2年で夫が家出。その後夫婦生活復活し、現在もパートナーとして結婚生活16年。去年夫に癌が見つかり一年の闘病生活を支える。

その頃の心境はこちらの記事をどうぞ



●2020年に予約の取れないカウンセラー根本裕幸さんに師事(お弟子制度3期卒業)


●現在はカウンセリングを主に、毎月1回「心のお稽古部」を開催。



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