【ココロノマルシェ】「理想の人を育てる」とはどういうことなのか教えてください。


職場が辛い、自信が持てない、そんなあなたの毎日が愛おしくなる、実践アドバイス型カウンセラー、


姐さんカウンセラーの根本 ゆか こと、

ゆか姐(Twitterはこちら)です。


※根本の屋号は師匠の根本裕幸さんから、非公式でお借りしております。




今日もブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。



ゆか姐です。

本日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお応えします。


元のリンクはこちら。

https://cocoro-marche.com/archives/29523





こんにちは!パートナー探しをしている30代の女です。
よく聞く「理想の人を育ててみましょう」というお話について教えていただけますと幸いです。

自分の好みや理想を押し付けることと、育てることの違いがわかりません。
相手の意思を否定するのは押しつけだとは思うのですが、どうしたら押しつけにならないのでしょうか…?
理想や好みに沿ってほしいと相手に伝えて納得してもらうのはとても難しい気がしています。
相手のことを否定せず、コントロールせず、育てることができるようになれたら素敵だとは思うのですがイメージがわきません。

なかなか好きになれそうな人に出会えずにいるので、自分を磨く努力も引き続きしていこうと思っていますが、育てるマインドも身に着けてみたいと思っています。

アドバイスいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いします。

あめさん



あめさん、こんにちは。

ゆか姐です。


コントロールしてしまうことと、要望を伝えること。


この二つってすごく難しいですよね。


要望を伝えているつもりが気付けば、コントロールになってしまったり、


相手から要望を伝えただけだと言われても、なんとなくコントロールされてる気がしたり。


そんな時、どうしたらいいの??と思う気持ちはすごくわかります。


今回のことは、広く言えば全ての人間関係に言えることだし、



その中でも心理的に近くなりやすいパートナーシップでは、さらに友達や職場より、その傾向が出てきてしまいやすい気がしてしまうのではないでしょうか?


家族や親しい人、心を許せている人にこそ、「わかってほしい」という気持ちを押し付けてしまうけれど、



そこをコントロールにしないために、何が必要なのでしょうか?




私が思う結論は2つ。


1つは、「相手に結果を望まないこと」。


2つめは、「伝える言葉に他の気持ちを乗せないこと」。



まず一つずつ、説明していきますね。




1「相手に結果を望まない」


これは、コントロールと要望を伝えることの最大の違いはここにあると思います。


例えば、あなた自身が楽しみにしていた旅行先で、旅館やホテルに泊まった時、


その宿泊施設は、温泉やお料理は素晴らしいのだけれど、スリッパが使い回しだったとします。


あなたはなんとなく嫌だけど、かと言ってすぐに変わらないことも理解しているので、スリッパは履かず、館内移動は自分の靴で動き回るようにしていました。



でも、帰り際チェックアウトするフロントの横に、「ご意見、ご要望をお書きください」という紙を見つけます。



そうだ!ここに書いてみよう!



と、思い立って



「スリッパが使い回しなので、使い捨てのスリッパにしてほしい」


そう書いて出しました。




さて、この要望書やアンケートに書いた気持ちは、紛れもなくあなたの希望、相手に望むことではあると思うんです。



でも、「これ絶対にやってよ!!!じゃないと許さない!!」って気持ちになるでしょうか?



多分、「やってくれたらまた来たい場所になるけど、やらないならもう来ないかなぁ…」って思いませんか?



ここがコントロールとの違いだと思うんですね。


相手がやるかやらないかは、相手が決めること。

ただし、自分の要望に対して、自分がどうしたいかは、自分が決めること。



スリッパの件は、何度も伝えて変わってほしい!温泉も、お料理もいいから、そこだけ変わればもっと愛される場所になるはず!


そのために、私は旅館に泊まることをやめないけれど、根気良く伝えていこう!というのももちろんあると思います。


コントロールは相手の決断を自分の決断以外認めないこと。



例えば、支配人を呼び出して「このスリッパ、私嫌なの!!今すぐ使い捨てのもの持ってきてよ!用意がない?知らないわよ!!買ってきてよ!!」という人を見かけたら、



それをみた多くの方は気分が良くないと思うんです。



それは、自分の思いを通そうとして、相手の言い分を聞かない状態をみているだけでも苦しくなってしまうんですよね。



人は頭ごなしに言われると、怒りが出てきます。一方で、話を聞いた上で提案されると、なるほど!と理解しようとしてくれるもの。



それほど、自分の意見を大切にしてるんですよね。



こうやって書くと理解しやすいのに、つい親しい間柄になると「なんで私のいうことがわからないの?」となってしまうのもまた人なんですが、


気がついたら「さっきは言いすぎてごめんね」と言えると、とても素敵だと思います。


2「伝える言葉に他の気持ちを乗せないこと」


要望の出し方については、理解していても、なぜ人は気付けばコントロールしてしまうのか?


気になりますよね。



それは、他の気持ちが乗ってしまうことも一つの理由だと思います。


どういうことなのか、先程の例を使ってお話ししたいと思います。



先程あなたは要望書を書いて出すことにしましたが、他のお客様はクレームを出していたとします。




そのクレームのお客様を、「ついコントロールしてしまう時の自分」だと思って読んでみてくださいね。




どうしてクレームを出すに至ったのか。


それは、過去に何度も何度も大好きな旅館やお店に、良かれと思ってアドバイスや要望を出したのに、



A社「そんなこと、うちの他のお客様から今まで言われたことはありません!!」


Bホテル「はぁ…善処します…(と言ってたのに、なかなか改善されず、気付けば自分が出入り禁止になった)」


C旅館「アドバイスはごもっともですが、本館はこれでやらせていただいておりますので、嫌でしたら他のホテルをご紹介しましょうか?」


D旅館「わかりました!!すぐ対応致します!ありがとうございます!」




と言われていたとします。


どれも良くあるものですよね。



でも、クレームを出したお客様として、気持ちがいいのはD旅館であり、かつ、C旅館も対応としては誠実だけど、


こうしたら?というアドバイスには従わないという姿勢に、なんとなくがっかりしてしまうもの。



こんな対応を何度も受けていると、D旅館こそ理想の対応!その他の対応はなってないわ!!と怒りを覚えると思います。


そうこうしているうちにD旅館は人気旅館に変わりました。すると「やっぱり!私の伝えたことをやれる旅館だから!D旅館の対応こそ、正しいのよ!」と思ってしまいますよね。




では、なぜここで他の旅館などの対応に怒りが生まれるんでしょう?




相手が悪いから?

相手が自分の思い通りにならなかったから?



そのもう一つ、奥の気持ちを見てみると「伝えたことが伝わり切らずに傷ついたから」ではないでしょうか?



「せっかく良くなってほしいと伝えたのに、拒絶された」


と受け取ってしまうと、悲しくなりますよね。



それがつい、「私は悪くない!だってそうした方がいいもの!!なのにわかってくれない!」と感じてしまうと、怒りに変わってしまいます。


そうしているうちに、「あなたが悪いのよ?わからないの?」という態度に変わってしまうことがあります。



他の旅館やホテルにも言い続けたけれど、変わらないところの方が多い。


でも、D旅館はすぐに対応して素晴らしい旅館になった。だからあれが「正しい」旅館の対応の仕方だ!と思ってしまうことがあるんです。



でも、それって本当でしょうか?


D旅館は、対応以外にも、PRにも力を入れたかもしれないし、地道に広報活動や、リピートしてもらうための努力をしていたかもしれません。



でも、過去他の旅館の対応に傷つき、その上自分のアドバイスを聞いた旅館は有名になったという成功体験をすると、



「これが正しい!これ以外はおかしい!」


という気持ちや、


「あなたもまた私のいうことを聞かず、私を傷つける気なの??じゃあそうならないようにもっと強く言わなくちゃ!」


と、力んだりして、はたからみると「少し言いすぎてない?相手を自分のためにコントロールしようとしてない?」と感じられやすくなります。



スリッパを使い捨てにしてほしい。


当初はただそれだけの要望が、「正しさ」や「過去の傷による恐れ」などが入りこみ、



スリッパを使い捨てにしなさい!


に、変わってしまうんですね。




なので、こうなるとコントロールになっていってしまうのです。



コントロールを全て手放すのなかなか至難の業ではあると思います。



パートナーシップだと、お互いに「恋人ってこうでしょ?」とか、「夫婦ならこうするでしょ?」という思いをつい相手に求めます。



でも、気がついたらそこで改めてまたコントロールを手放した話し方で相手と向き合う。



それが、理想の人を育てるということではないでしょうか?



よろしければ参考にしてみてくださいね!



ゆか姐でした!




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【プロフィール】

●就職氷河期に新卒から半年遅れで建築業界の商社へ入社、勤続20年以上。6年目より女性社員のまとめ役(姐さん)を任命される。その後管理職を経験。

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ポンコツ新人時代からの振り返りはこちら!

https://ameblo.jp/yuka-counselor/entry-12768944200.html





●20代半ばで結婚するが、2年で夫が家出。その後夫婦生活復活し、現在もパートナーとして結婚生活16年。去年夫に癌が見つかり一年の闘病生活を支える。

その頃の心境はこちらの記事をどうぞ



●2020年に予約の取れないカウンセラー根本裕幸さんに師事(お弟子制度3期卒業)


●現在はカウンセリングを主に、毎月1回「心のお稽古部」を開催。



不定期に「お茶会」などで、私との交流の場を持ち、「集まった仲間と心の話を気兼ねなくできる場所」を作っています。

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