★ 夫の気持ちはわからないままだが、今は離婚はせずに自立へ向けて準備する妻

★ 夫の気持ちはわからないままだが、今は離婚はせずに自立へ向けて準備する妻


妻は言います

「夫はもうここまで（不倫で逃げる・人生を深められない意味合いかと）だと思います。なので、もう夫には期待しません。友達から本当にそれでいいの？なんて言われます。それでいいの？なんて言われても、それが夫のレベルだから仕方がないと今回の問題でわかったんです」

妻の発言から感じ取れるのは、決して開き直っているのではありません。
強がって言っているでもないのです。
ただ目の前の事実として捉えたという表現が一番近いのかもしれません。

簡単に状況を話すと
５年続いた不倫。１年前に妻が発覚した。
発覚後、夫に詰め寄る。
詰め寄るが

夫は

「何もない」
「不倫などしていない」
「スマホを見るお前が許せない！」
「そんな相手とは一緒にやっていけない！」

と逆ギレし責任転換して不倫を認めない。
（不倫あるあるですよね）

しかし、その後、SNSを通して不倫女性が妻に接触してきました。（妻に攻撃する）
そのやり取りは、不倫女性から夫の耳に届く。
夫は不倫を認めざるをえない状況になった。

妻も不倫女性から攻撃を受けるように
夫も不倫女性から猛攻撃を受けるようになり不倫関係は切れた（約１年を通して）

何で切れたかはよくわかりませんが
推測するに、妻から聞かされる夫の言動の矛盾に腹を立てたようです。
いつまでも離婚しない夫に相手女性は嫌気がさしたようです。

不倫女性とは切れたものの夫婦の仲は冷めきっている。
夫は妻に何度も罵倒したり一方的に妻を責める。

妻が不倫の話をすると
夫はすぐに感情的になり大きな声を出して威嚇する。
話し合いにならない。
そんな時間を繰り返して過ごす。

夫からの修復の意志や謝罪はありません。
とは言え
不倫女性と切れた直後よりは
なんとなく心は家に戻ったような感じではあります。

なんとなく戻ったのではなく、単純に戻る場所がないから戻らざる得なくなった。

結局のところ、夫の不倫は、不倫女性と一緒になるのではなく、ただただ自分の欲を満たすだけ。
現実から逃げ出すための不倫だったのです。
夫は離婚する気もないため不倫女性から振られる形となった。
目的の違う不倫は破局をむかえたのです。

夫の気持ちは
妻にあるとは言えず
未練やら揉めただけに怒りやらで
とっちらからった気持ちは整理ができないままな様子。
少しずつではあるが夫婦の会話をあると言えば
あるまでになったが
妻から見れば
今のこの状況がよくわからない。

いつまでも晴れない妻の気持ち。
夫は何を考えている過ごしているのか知りたいが「どう考えているの？」と聞けば「何も考えていない」という・・・ね。

何も考えていない相手と将来、共に過ごすのか。
何も考えていない相手に私（妻）の人生をかけていいのか。
何も考えていないのならまた不倫をするんじゃないか？

などの問いをキッカケに
妻とは継続されるカウンセリングで私と話し合いました。


今の状況を整理すると・・・

■夫は修復したいのか妻と今後生活したいのか全くわからない。
■気持ちを聞いても話さない。
■通常の会話ならできるまでになった。
■不倫の話を夫にするともう終わったことだとそれ以上話さない。
■その後不機嫌な態度が続く。
■妻は不倫の話をすることに躊躇する。
■夫の気持ちが聞きたいが聞いても言わない。
■夫から離婚の話は今のところない。
■完全に女とは切れたようだ。
（相当もめましたからね。相手女性も夫の本心が見えたようです）


その状況の中で出た答えが、今は離婚しない。
離婚はしないが、もし次、不倫があれば離婚する。
不倫問題で夫の生き方がわかった。
不倫に逃げる夫の生き方。
不倫問題と向き合えない弱い人だということがわかったからこそ、夫には期待しない。
楽しいと思える時間を増やしていきたいと思える心境にまでなった。
もし離婚したいと思えたら私から離婚する。

と妻は言います。

続けて・・・

卑怯な生き方なのかもしれない。
夫に経済的なことで依存しているから私は何もできないことがわかっている。
不倫されたこと武器に「不倫したんだから私を養しなさいよ！」と言っているようなもの。
でも「離婚して自分でやってみろ！」と思うこともある。
だけど、今すぐに自立することは難しい。
裏切られた代償として、夫には生活の面倒を見てもらう。
今のところ夫からは離婚の話も出ていないので、大きな問題を私から出さずに、生活を維持することを自分の中で決めた。
今後は経済的な自立に向けて準備する。
自立を目指しながらも少しでも楽しいと思える時間を増やしていく。
夫のことが気にならないかと言えば、気にならないと言えばうそになるが、今の夫を見ると私が何をしようが夫は何も変わらない。
変わらないから生活に支障が出ないように接して生活しますと。


★


生きるために現実的なことを考えなければいけない。
もはや綺麗ごとではすまされない。
そのために経済的な面で夫に頼ることは重要です。
今すぐに離婚する必要はない。

夫の気持ちがどうとか、夫の意志はどこにあるのか？、夫婦の未来はどうなるのか、とは別にして、妻自身が生きることを考えることは、極めて重要。（お子さんがおられる場合は、お子さんも含めて生きることを考える）

現実と未来を組み合わせての準備。
離婚するしないはその後の問題として考えていきましょう。


いとうゆうじでした。


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