海幸彦「お前だ！！お前のせいですべてがおかしくなった！！
俺に何をした！？
俺が何をした！？
答えろ！！」
釣り針を変な形で返されて以来、
すべてがおかしくなった。
原因はあそこしかない。
そんな誰でもわかる原因に怒り狂った兄 海幸彦は、
弟 山幸彦に戦いを挑む。
山幸彦「ヤダナァ、ニイサン、ヌレギヌダヨ、ヌレギヌ」
海幸彦「感情が言葉に出てるぞ」
山幸彦「え、あぁ、もう！うるさい！！
どうにかなっちゃえ！！」
海幸彦「う、うわ！なんだ！？
ぐぁぁぁぁぁぁぁあ！！！！！！」
なんということでしょう。
この理不尽な弟 山幸彦は、
さらに理不尽なことに、
正当な抗議をしてきた兄に向かって、
塩盈玉を使って津波を起こして溺れさせてしまった。
海幸彦「死ぬ！！
死ぬ！！
助けてくれ！！
助けてくれぇぇぇぇぇぇ！！」
山幸彦「ハッハッハ―！どうだ兄さん！？
命の危険は感じるかぃ！？」
海幸彦「見りゃわかるだろ！！
助けて！！
何でもするから！！
お願い！！！！」
山幸彦「仕方ないなぁ」
山幸彦はそう言うと、
次に塩乾玉を使って津波を引かせ、
兄を命の危機から助け出した。
海幸彦「ぜぇ…ぜぇ…」
息も絶え絶えの海幸彦に近付き、
山幸彦が居丈高に言う。
山幸彦「ハッハッハ―！
どうだ兄さん！！
『何でもする』と言ったんだから、
俺の家来になってもらうぞ！！」
海幸彦「もういい…好きにしろ」
こうして後に山幸彦に敗れた海幸彦の子孫が「隼人」という部族となり、
天皇への服従を誓う護衛集団になったという。
何という無茶苦茶な話…。
―――――――――――――自由な形でどうぞガンガンやっちゃって下さいませ
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