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『アウトロー古事記 第35話』行くよ~
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※『ていうか、あんた誰?』という方はこちら(笑)
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※前回までのお話はこちら☆
※1話目から読みたい方はこちら♪
※※※※※
亡者に追われ続けながらも、
命からがら黄泉の国から帰ることのできたイザナギ。
そこで見た光景、
実際にあった出来事、
その一つひとつを思い返すほど、
今の自分の身体も穢(けが)れてしまっているように感じて仕方がなかった。
そのまま彼はその穢れを落とすために、
出雲国から
筑紫国(現在の宮崎県)の
「日向の橘の小門の阿波岐原」という
清らかな河の水が流れる場所に向かい、
そこで水浴をし、「禊」を行った。
「禊」とは「身を削ぐ」が語源となっており、身に付いた穢れを祓(はら)う行為とされている。
この時、驚くべき出来事が起こった。
水浴を行うために、
イザナギが脱ぎ捨てた衣類や装飾品から次々と神々が誕生したのだ。
いつの時代も修羅場を経験すると人も神々も成長するのは同じなのであろう。
「甦る」という言葉は「黄泉(から)帰る」が語源とも言われている。
イザナギは黄泉の国での、
思い出すだけで身の毛もよだつほどの経験を乗り越え、
窮地からの復活を果たしたことで大きな成長を遂げていた。
ただ古事記での記述では、
この時の神々の誕生を「産む」ではなく「成る」になっており、
あくまで母体からの出生ではなく、実際にあるものからの生成・変化を意味している。
※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひそちらもご覧ください♪
※1話目から読みたい方はこちら♪
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亡者に追われ続けながらも、
命からがら黄泉の国から帰ることのできたイザナギ。
しかし、
そこで見た光景、
実際にあった出来事、
その一つひとつを思い返すほど、
今の自分の身体も穢(けが)れてしまっているように感じて仕方がなかった。
そのまま彼はその穢れを落とすために、
出雲国から
筑紫国(現在の宮崎県)の
「日向の橘の小門の阿波岐原」という
清らかな河の水が流れる場所に向かい、
そこで水浴をし、「禊」を行った。
「禊」とは「身を削ぐ」が語源となっており、身に付いた穢れを祓(はら)う行為とされている。
この時、驚くべき出来事が起こった。
水浴を行うために、
イザナギが脱ぎ捨てた衣類や装飾品から次々と神々が誕生したのだ。
いつの時代も修羅場を経験すると人も神々も成長するのは同じなのであろう。
「甦る」という言葉は「黄泉(から)帰る」が語源とも言われている。
イザナギは黄泉の国での、
思い出すだけで身の毛もよだつほどの経験を乗り越え、
窮地からの復活を果たしたことで大きな成長を遂げていた。
ただ古事記での記述では、
この時の神々の誕生を「産む」ではなく「成る」になっており、
あくまで母体からの出生ではなく、実際にあるものからの生成・変化を意味している。
※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひそちらもご覧ください♪
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