先日の我が家の娘のかわいい失敗談。
書きながら、
「5年前の私だったら、こんな風に穏やかに受け入れてあげられなかっただろうな。」
とも感じていたんだよね。
5年前の私
仕事に家事に子育て。
介護、自分の乳がん治療。
毎日時間に追われて必死で生きていた当時の私。
いや、当時は、必死に生きていたなんて思ってもいなくて、効率よくやりくりして、楽しみながら仕事もプライベートも謳歌してると思ってた。
パズルのようにスケジュールを組み、時間の使い方がうまいと思っていた私。
約30年間の女優業・司会業で鍛えられた自分発のアプローチで、コミニケーション能力が高いと思っていた私。
精力的に働き、仕事へのパフォーマンス能力が高いと思っていた私。
そんな私が、自分や家族を痛めつけているなんて、全く気づいてもいなかった。
周りから見ても〈元気でパワフルなきみよさん〉だったと思うけど、実は自分でも気付かないうちに、中身はズタボロになっていたんだなぁ。。。
時間は5分でももったいなかったし、判断は瞬時！考えたって結果は同じなんだから回りくどく考える時間なんてムダって思ってた。
ダブルタスク、トリプルタスクは当たり前。
同時にこなせないなんてあり得ない！
そんな5年前の私のままだったら、きっと娘のかわいい失敗を心穏やかに受け止めてあげることもできなくて、
「17歳にもなって何やってるの！ちょっと考えたらわかるでしょう！馬鹿じゃないの！」
そんな心ない言葉を娘に投げつけて、彼女の成長の芽を摘んでしまっていたかもしれない。
せっかくのチャレンジを否定して、料理嫌いな女の子にしていたかもしれない。
5年前
なぜか仕事も上手く回らなくなる。
プライベートでもあれやこれやと事件が起こる。
大好きだったはずのハンドメイドへの情熱も失せかける。
でも、好きなことを仕事にできているのに贅沢を言ってはいけないと自分を奮い立たせる。
そんな繰り返しで、理由もわからずに人生の歯車が狂い出す。
目の前の光輝いていた一本道が、突然出口のわからない迷路になった感じ。(伝われ。)
自分ではがんばっているつもりもなくて、それが当たり前だと思って暮らしていたから、
「今までと同じようにしてるのに、なんでうまくいかないの？」
「なんでこんなに大変なことばかり起こるの？」って、不満と不安に押しつぶさているような気持ちを、知らず知らずに、エセポジティブ変換していた日々。
今でこそ、「そんな私も愛おしいよ」と振り返れるけれど、もっと早く知っていれば、あんなにズタボロになることがなかったのになぁ、とも思う。
今ならわかる
当時の私は、頑張り続けるしか道がなくて、時間にも心にも余裕がなくて。
自分では気付かないうちに、頑張り続ける力を阻止するような〈情報〉や〈感情〉は一切受け付けられない状態だったんだな。
風邪も引かない女って有名だったし。
痛みもほとんど感じなかったし。
(靴ずれでずるむけても平気で歩いてて、旦那さんにびっくりされたこともあったなぁ。)
元女優なのに感動もののドラマを見ても涙も出なかった。
必要な時に必要な出逢いが訪れる
そんな時に出逢えた信頼できる先輩から、臨床心理士監修の日常に使える心理学を学んだ。
そこで初めて、脳の構造や感情の仕組み、心が体や生活に及ぼす影響を知ったら、衝撃なことだらけで！まぁびっくりした。
母親の心の状態は、思っている以上に娘の成長に大きく関わっているんだと知ったし、旦那さんをより大好きになったし、両親との関係も改善した。
落ち込んでいた仕事への情熱や成果も復活！
というか、稼働時間を減らしたのに収入はUPした。
もっと早く知りたかったなぁというのが正直な気持ち。
緊急事態宣言前に家族で出かけた夏の思い出。
早く自由に旅行できる日がきますように。
✔︎自分の可能性を信じ
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