こんばんは!YUIALです。

予め言っておきますがこれは小説ではありません。

私があまりにも最新が遅いので見てくれる人たちが退屈するかな・・・と思いまして、

最新渋滞通信として報告することに致しました。

例えば、もうすぐ受験で書く事が出来なくなるとか、旅行とかで出来なくなるとかそういう予定を報告したり。

次に考えている物の予告をしたりだとか。

その他私情をここに書こうと思います。


とりあえず、今描いている「魂を狩る悪魔の唄。」の第三話は明日か明後日には終わらせたいなと思っています。


それからというもの、梨苑は俺の唯一の友達になった。

授業中には、俺が梨苑に勉強を教える事もあったし、梨苑が俺を遊びに誘ってくれたりした。

梨苑のおかげで俺は、他の奴からの嫌がらせがあっても知らん振りをすることができた。
そして、今日も俺と梨苑は2人で帰っていた。


「ねぇっ!今度のハロウィーン休みでしょ?お母さんがたくさんカボチャを買ってきてシチューを作るんだけど、リュウくんも食べに来ない?」

もうすぐ10月31日。ハロウィーンがやってくる。

ハロウィーンといえば西洋のお化けたちが主役の日だが、あいにく俺は今までハロウィーンを祝う事はしたことが無かった。

もっとも、吸血鬼であるエリスさんは別だったが。

「家に帰ったら、行けるかどうか聞いてくる」

「やったぁ!じゃぁ楽しみにしてるね!」

そういって梨苑は帰っていった。

―変わってるよな・・・

ヘルが梨苑を見送っていたとき、誰かが手をヘルの頭の上にポンと乗せた。

「あの子誰~?もしかして彼女だったりして?」

サングラスをかけた吸血鬼がそこにいた。

「エリスさんっ!?何で外に出てきてるんですか!?」

「失礼だな~次に行くところの場所を探すためにわざわざ早起きしたってのに」

「・・・早起き、ですか」

吸血鬼は日の光を浴びると灰になるという話も聞いたことはあるが、エリスさんは日の光を浴びても平気だった。

だが、エリスさんはそれでも日の光は嫌いだし、夜行性の目は日の光には弱い。

だから、昼の外出の際には必ずサングラスをつけている。

「でも、ヘルに彼女が出来たんなら引っ越さなくても平気かな?」

エリスさんは俺の方を向いてニコニコ笑っていた。

「はぁ・・?・・・彼女じゃないですよ?」

「へぇ?じゃぁなんで仲良く一緒に帰ってる訳?」

「・・・通り魔が出没するから一緒に帰りたいって言われたんですよ」

ヘルがそう言った瞬間、エリスは吹きだした。

「・・・何が可笑しいんですか」

「いやぁ~だってさ?私以外にも、ヘルを扱き使える犬だと見抜く子がいたとはね!あはは!」

それは俺に対しての嫌味か。

エリスさんはニヤケながら頷いていた。

「あの子が吸血鬼だったら、きっと優秀な使い魔を見つけられてるだろうねぇ~」

「だからといって本当に吸血鬼にしないでくださいよ?」

この人は危険なのでちゃんと注意しとかないと本当に噛みかねない。

「あ~・・・それは無理なんだよね。今の吸血鬼はもう人を噛んでも移らないから」

・・・なんだ。そうなのか。

ヘルはほっと胸を撫で下ろした。

エリスさんはそれを見てからにやりと笑った。

「ハロウィーンの日は出かけてくるから、彼女の家に泊まってくれば?」

「だから、彼女じゃありませんよ。それに泊まりませんから」

ヘルはそういって家に帰ろうと先に歩き出した。

こんどはエリスがそれを見送りながら溜息をついた。

「やれやれ、どう見たってあの子はヘルに気があると思うんだけどなぁ~・・・」

なんだかしばらくは面白くなりそうだな♪とエリスは思っていた。



「なんでコイツが学校に来てんだよ!?」

次の日、俺が学校に来て聞いた第一声がコレだった。

俺が、昨日5年生に怪我をさせたことは既に学校中の生徒に知れ渡ったらしい。

まぁ、それはそうだろう。誰だって狼人間と一緒に過ごしたくはない。

その証拠に、この日から誰も俺に近づこうとしなくなった。

そしてその代わりに下駄箱や机の中に「転校しろ」という紙が入れられるようになった。

皆、俺と言う化け物をこの学校から追い出そうと躍起になっているのである。

そんな日々が始まって、そろそろ学校をサボろうかと俺が考えながら下校していた時だった。

俺の毎日が少し変わったのは。


俺は溜息をついた。

「・・・なんなんだよ・・・」

誰かが俺の跡をついてきている。

しかも、尾行の仕方はいかにも分かりやすかった。

もし、嫌がらせならもう少し上手くやるだろうと思った俺は、とにかく俺の跡をついてくる奴が誰だか確かめることにした。

そして俺の跡をついてくる奴は、俺が角を曲がったと見せかけて待ち伏せをするという初歩的な方法ですぐに捕まえた。

「・・・おい」

「きゃぁぁああ!?・・・ご、ごめんなさい!!」

「おまえか・・・」

見つかった瞬間悲鳴を上げたこいつは、隣の席の女子。菅沢 梨苑だった。

「ち、ちがうよっ?別に嫌がらせをしようとしたわけじゃないの!えーと・・っ」

―いーから落ち着け。それは分かってるから。

「なんで俺の跡をつけるんだよ?」

「いや、あの・・・一緒に帰りたいなと思ったんだけど・・・なかなか話しかけられなくて・・・」

「・・・は?」

予想していなかった言葉だった。

一緒に帰りたい?何で?

大体、俺は・・・

「最近通り魔が出るって言ってたでしょ?だからリュウくんと一緒に帰れば大丈夫かな・・・って」

あぁ、そっか。

確か今日、学校で先生が通り魔が出没していると言っていた。

それで俺をボディーガード代わりにしたいわけか。

「あぁ、そう。・・・それくらいなら別にいいよ」

―チビだから見掛け倒しは無理だけどね。

「ホントッ!?」

俺が驚いたのは、その時の梨苑のすごく嬉しそうな顔。

それは、俺が生まれてきてからまだ一度も見たことが無い表情。

―・・・お前は、俺が怖くないのか?



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俺を使い魔にしているエリスさんという吸血鬼はずいぶん変わった人だった。

普通、吸血鬼はコウモリやネズミなどの動物を使い魔にしているらしい。

人はもちろん狼人間を使い魔にするということは異例だった。

しかも、俺を使い魔にした理由は「おもしろそうだから」らしい。

・・・冗談じゃない。

吸血鬼は一応不死身のため、エリスさんが一体いくつなのかは知らないが他人から見た限り美人でいい女とかいう分類に入るのだろう。

だが、それは見かけだけだということを俺は知っている。

性格は自由奔放で気まぐれ。

血割りのお酒を好んで飲み(それだけならまだ良いのだが)しかも酒癖が物凄く悪い。

しかも面倒がって部屋の掃除をしないもんだから俺が代わりに掃除している始末だ。

エリスさんの服は俺がクリーニングに出さないといけないし、吸血鬼はご飯を食べないからご飯は俺一人が準備して食べる。

この人は俺のことを身の回りの世話係と思っているのではないだろうか?


「・・・血生臭っ・・・」
家に帰れば今日も、真っ赤な液体が入っていただろうと思われる酒瓶が散らばっていて異臭を出していた。

それを飲んでいたと思われる吸血鬼はソファーの上でぐっすり眠っていた。

一つの場所にとどまらないエリスさんは、人から家を借りてそこに住んでいる。

いつか家主が自分の家に帰ってきたときに、家中に漂う血の臭いに気付くのではと俺は思った。

とりあえず、床に落ちてる酒瓶を拾ってると吸血鬼はその物音で目が覚めたらしい。

「・・・ん~・・?よう、おかえり~・・・」

「・・・おはようございます」

―もうすぐ夕方なんだけどね。

吸血鬼も狼人間も基本的に夜行性だから、夕方がお早うだと言うことは言わなくても分かるだろう。

「・・・あっれ?ヘルから人間の血の匂いがするね?」

エリスさんは俺の方を向いてそういった。

「・・・相変わらず鼻が敏感ですね」

「んじゃ、次は何処に引っ越すか決めなきゃねー・・・日本は結構過ごしやすかったんだけど」

「・・・できれば、学校は行きたくないんですが」

俺が学校に行けば、他の生徒に必ず迷惑がかかってしまう。

「あははっそうだねー。じゃぁあと30分寝かして」

「・・・は?まだ寝るんですか?」
「まだ夕方でしょ・・・おやすみ」

エリスさんはそういってまたソファーで寝始めた。

―本当にマイペースな人だな

俺はそう思って溜息をついた。

きっと、明日から俺にとって地獄の日々が始まるのだろう。

ともかく、しばらくはそれを我慢しなくてはならない。

一体、一日中血生臭い家の中にいるのとどちらがマシだろうか。



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授業中は毎回寝ているくせにテストでは必ず100点をとる。

そうなると、必ず出てくるのがそれを妬む奴だ。

ついでに、俺は4年生のはずなのだが1年生に見えるほど背が小さく、しかも日本人じゃない。

その所為で、高学年の先輩達が俺に絡んでくるようになった。

もちろん、怪我をするのは俺に挑んできた先輩達だ。

たとえ挑んできたのが巨漢な6年生だとしても、狼人間である俺はすばしっこく力もあるため敵うはずはなかった。


隣の席の女の子の話によれば、「宮牙 リュウを倒せたものこそこの学校の英雄だ」という話が出回り始めたらしい。

道理で最近、柔道やら空手やら始めたとかで威張る奴が出てくる訳だ。

おかげで俺は、次々に挑んでくる奴等からやり過ごさなければならなくなった。

誰か平穏な日々を返してくれ、と。

ただでさえ、挑んできた奴らに重症を負わせないように注意しなきゃならないというのに。

―だが一週間後、事件は起こってしまった。


俺が教室移動をしている時、物陰からいきなり蹴りが出てきた。

相手は、空手をやっていただろうと思われる5年生で、不意打ちなら俺に勝てるだろうと思ったのだろう。

確かに人間としては反応できなかった。だが、俺は狼人間としては反応した。いや、反応してしまった。

気付けば、俺はその5年生を切り裂いてしまっていた。

辺りは血塗れになって、俺は唖然とするしかなかった。


―その5年生は傷口を縫うことにはなったが、幸い命に別状はなかった。

そして俺はこの学校のすべての生徒から、『化け物』として認識されるようになる。


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