森羅変転《ワールド・フラクション》第六回 | 今だけ( >ᴗ<)و ̑̑ チョットだけ( >ロ<;)و ̑̑

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 おはようございます、こんにちは、こんばんは!

 yui-yuiです!٩(ˊᗜˋ*)و

 

 さて、今宵は森羅変転《ワールド・フラクション》第六回!

 

 森羅変転、ワールド・フラクションという言葉は、橙乃ままれ先生のログ・ホライズンという作品に出て来る言葉です。

 

 〈森羅変転〉(ワールドフラクション)とは〈大地人〉の賢者リ=ガンの研究に登場する「世界級魔法」のことである。

 全世界の運命をねじ曲げる程の威力を持つとされる魔法で、現在までに3回の発動が確認されている。

 第一回は、〈六傾姫〉(ルークインジェ)による亜人間の創造。

 

 第二回は、善の種族の総力を挙げた儀式による〈冒険者〉の招来。
 そして三回目が〈大災害〉である。 

 

 前回に引き続き、わたしの創作の歴史の中で起こったワールド・フラクションをおさらいして行きます。

 

 第一回

 山田さんとの出会い。

 終了。

 

 第二回

 林君との出会い。

 終了。

 

 第三回

 赤い光弾ジリオン、超音戦士ボーグマンとの出会い。

 終了。

 

 第四回

 ライトノベル、TRPGとの出会い。

 終了。

 

 第五回

 若木未生先生の作品との出会い。

 終了。

 

 第六回

 ブギーポップシリーズとの出会い。

 

 第七回

 ひぐちアサ先生の作品との出会い。

 

 第八回

 古典部シリーズとの出会い。

 

 第九回

 映画大好きポンポさんとの出会い。

 

 さてさて、今回は第六回のワールド・フラクション。

 ブギーポップシリーズとの出会い。

 から行きましょう!٩(ˊᗜˋ*)و

 

 前に何度か書いていると思うのですが、わたしが最初に出会ったブギーポップ作品は

 VSイマジネーター PART1&PART2

 

 これ創刊からして上下巻みたいなこと?

 

 って思って二冊買ったんですよね。

 

 そしたらちがった!

 1巻あった!(゚Д゚;)

 

 という訳で、VSイマジネーターを読む前に無事に1巻を購入。

 良く見て!

 VSイマジネーター『ブギーポップリターンズ』って書いてある!

(´・ω・`)

 

 いやぁ、度肝を抜かれた!

 

 なんていうんですかね、これ、悪い意味ではないんですが、なんというか、この上遠野浩平という先生。

 

 文章が巧くない(´・ω・`)

 

 でもなん……えーと、ちがう、ヘタとかそういうことじゃない!

 えーと、そう。

 アレ!バンド!

 

 バンドで言うとさ、アジカンなんかそうでしょ!

 

 決して歌はうまくない、というか、『歌唱』という一点に於いての『歌唱力』は高くはないじゃない。

 

 でもアジアンカンフージェネレーションというバンドとしてみたらあのボーカル以外有り得ないじゃない!

 そういう感じ!(?)

 

 唄が巧いんじゃなくてアジカンが巧い、ってこと!(?)

 

 だから、一般的に、常識的に見て、下手という訳ではないの。

 読みにくい訳ではないし。

 あと、中々にくせが強い。

「とか」とかふつうはあまり小説の地の文に使わない表現が出てくる。

 

 これは読み手側の「こんなのいいの?」って言うよりも、書き手側の「は?何が悪いの?」といった感じで、狙った訳でもなく、多分編集側も、まぁいいか、で通したような。

 

 まぁ事実は知りませんのですべてはわたしの妄想ですがw

 

 そういう言ってしまえば『自由な書き方』に目から鱗が落ちたような感覚に捕らわれました。

 

 Wikipediaに依ると、ライトノベルというジャンルには

『ブギーポップ以降・ブギーポップ以前』

 という言葉があるそうです。

 

 でも、確かに、ブギーポップシリーズ、上遠野浩平先生の登場はライトノベル界に大きな影響を与えたように思えますね。

 

 ブギーポップの登場から、電撃文庫は勢い付いたような気がしますが、当時はブギーポップが皮切りかどうかは判りませんが、物凄い数のライトノベルが刊行されて(今もそうなのかな?)いましたからねw

 

 今はその成れの果て、という気がします……(´・ω・`)

 

 さて、その内容の概要()ですが、第一巻の『ブギーポップは笑わない』では登場人物とお話の視点、時間軸までもが目まぐるしく変わり、様々な視点から一つの事件、物語が浮き彫りになってきます。

 様々な登場人物が織りなす群像劇に、ほぁ~!これは凄い!

 

 と思ったものでした!

 

 ちなみに、最新刊の『ブギーポップは呪われる』もそんな構成になっているらしいですね。

 買わないと!(゚Д゚;)

 

 視点が人物ごとに移り変わる手法は、ブギーポップシリーズでは良く使われていますね。

 

 これはしっかりとプロットを組まないと、最初からこういうスタイルで物語を組み立てよう、と思って進めていてもなかなか難しいものです。

 

 ブギーポップは最新刊の『ブギーポップは呪われる』まで全24巻。シリーズは終わってないらしいですね。

 まぁ書こうと思ったら一生書けますからね、この類のものはw

 

 で、その間に本編に密接な外伝がありまして。

『ビートのディシプリン』が4巻。

 

『ヴァルプルギスの後悔』も4巻。

 

 非常に長いシリーズですね。

 わたしは23巻までは買ってありますが、既読は15巻までですw

 

 ゆっくり読みますw

 

 あとは、これだけ『ブギーポップ』という言葉が出ているにもかかわらず、ブギーポップは主役じゃないんです。

 物語のどこかで関わってくる、都市伝説ともされている謎の怪人。

 

 それがブギーポップ。

 

 で、これは、そうですね、わたしの感覚的で、所感的なお話になりますが、京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズのタイトルの妖怪、みたいな感覚にもちょっと似ていますね。

 

 百鬼夜行シリーズも、姑獲鳥の夏に姑獲鳥が出てくる訳じゃない。

 魍魎の匣に魑魅魍魎が出てくる訳じゃありません。

 

 ブギーポップは出てきますけれどねw

 物語のどこかに関わって、出てきます。 

 

 さてさて、わたしが読んだ15巻までの中で、お気に入りが何冊かあります。

 2巻、3巻のVSイマジネーターも滅茶苦茶好きです。

 

 その後の4巻。

 

 パンドラ

 めちゃくちゃ面白かった!

 ラストは中々悲しいけれどもでも、なんだろうね、それが納得できるというか、もうこうなるしかないじゃん、っていう感じで、そういう寂しさも含め、複雑な読後感を醸すと言いましょうか……。

 

 若者特有の視野の狭さ、世界の狭さがとっても丁寧に、素晴らしい描かれ方をされていますね!

 

 いやはや、深い作品だな、って思いました。

 

 それからだいぶ経ちますが、面白かった作品は勿論多く、でも、わたし的に「このエンジンは当たりだぜぇ!」というお話がなかなか出てきませんでしたw

 

 人気の高い

 エンブリオシリーズ

 や

 ペパーミントの魔術師

 も面白かったけれど、わたし的には……という感じでした。

 

 10巻ともなり、当たりがないと、すこし惰性にもなって一応読むけどさ……ってなっ……

 

 このエンジンは当たりだぜぇ!

 (゚Д゚;)

 

 ハートレスレッドは10巻。

 いやー、主人公の九連内朱巳(くれないあけみ)がカッコいいことカッコいいこと!

 ブギーポップシリーズに出てくる、合成人間やMPLS(異能力者)に対し、どんな局面でも戦っている、九連内朱巳が本当にカッコ良かった。

 

 そして11巻。

 ホーリィ&ゴースト

 今のところ、一番好きなお話です。

 全体的な展開がロードムービーっぽいのと、怪盗みたいな活躍をして行くホーリィとゴーストがカコいい!

 ロックボトムっていう謎に迫って行く感じも良かった。

 物語の最後、彼らがどうなって行くのか、はとても気になるところだけれど、語られることはあるのかなぁ……。

 

 ホーリィ&ゴーストの翌年からスタートする外伝『ビートのディシプリン』もめちゃくちゃ面白かった!

 わたしの中では少し失速していたぶぎぽんシリーズが完全に息を吹き返した!

 

 って思いましたねw

 このシリーズは外伝なので、ブギーポップは出てきません。

 ……出てこなかったっけかな。←

 出てきたけど物語には一切かかわらない感じだったかな。

 

 上遠野先生の作品も、戦地調停士シリーズ、ナイトウォッチ三部作、冥王と獣のダンスと読みましたが、どれもぱっとしない感じはあったかなぁ。

 どれも微妙に世界観や設定が繋がってはいるものの……。

 

 でもナイトウォッチ三部作の第一巻。

 僕らは虚空に夜を見る

 がめちゃくちゃ面白いです。

 第二部、第三部も面白かったけれど、第一部のインパクトが強すぎたかな。

 

 あとはちょっと映画のマトリックス然とした、仮想現実と現実、といった世界観が、パクリやんけ、と思う方は無理かもしれないですね。

 

 ああいう表現はマトリックスで有名にはなりましたが、SF界隈ではもっと昔からあるようですしね。

 

 この辺りまで来ると、文章の巧くなさ、みたいなものはもう上遠野節みたいになってきて、逆に心地が良くなってきますw 

 

 なんか、コレは駄目な表現、アレは駄目な書き方、みたいなことがあほらしくなってきて、そういうことでもまた、目から鱗が落ちる様な感覚で、新鮮な経験を多くしたように思えます。

 

 あぁ、もっと自由に書いてもええんやな、って思えるようになりました。

 

 ほんの少しだけどw

 

 ブギーポップシリーズ、上遠野浩平先生の作品に出会うまでに培ってきたものの中で、凝り固まる必要がないものを、少しずつ溶かして行くような。

 

 こういう表現でも良い。

 こういう書き方でも良い。

 

 ほんの少しだけ視野が広がって、ほんの少しだけ、頭が柔らかくなったような気にもなりました()

 

 ただ、そこまで、上遠野先生の領域まで吹っ切ることはできず、ソコだけを真似て吹っ切るということも、必要はありませんでしたw

 

 でも、得るものは本当にたくさんあった気がしますね。

 

 ところでブギーポップは実写映画化、二度のアニメ化もされています。

 実写 ブギーポップは笑わない Booiepop and Others

 

 アニメ ブギーポップは笑わない Booiepop Phantom

 

 アニメ ブギーポップは笑わない

 

 実写映画は見ていませんし、2度目のアニメも見ていません。

(キャラデザがクソ←だったので)

 ネットでの評価も酷評されていましたねぇ。

 

 キャラクターデザインに関しては、1巻からずっと小説の表紙や挿絵を描いて、漫画版まで手掛けていらっしゃる緒方剛志先生が、新しいキャラデザでやることを何も聞かされていなかったとかで、ちょっとした炎上騒ぎにもなりましたし。

 

 一度目のアニメ化『ブギーポップファントム』は何故かアニメオリジナルストーリーで、今ホットもホットな原作改変どころじゃなく、なんじゃこりゃ???

 でした。

 

 なんかシナリオか何かが文庫で出てたんですが(それも二冊も)、それを書いてる人間も自己賛美が酷くて、読んでいて不快になりましたね。

 

 なんていうか、わたしこそが上遠野浩平の、ブギーポップの世界観を一番理解している!とは何処にも書いていませんが、言葉の端々にそうしたニュアンスを感じましたし、見て!この左右非対称の表情!みたいなこととか鬱陶しかったですw

 

 と酷評しましたが、ブギーポップファントムの世界観は、それほど悪くなかったように思います。

 

 ブギーポップファントム単体のお話としては、最初から最後までワケ判らなかったですけどw

 TV版エヴァンゲリオンのラストに影響されすぎでしょw

 まぁそうじゃないにしても、どこかからの模倣な安っぽい感じは拭えませんでした。

 

 ただ、OPもEDも素晴らしいです。

 

 オープニング 夕立ち / スガシカオさん

 

 エンディング 未来世紀㊙クラブ / 杏子さん

 この曲は本当にカッコ良くて大好きで、今でも聞いていますし、時々カラオケでも歌いますw

 バービーボーイズの男性ボーカル、KONTAさんがコーラスに入っているのも素晴らしき!

٩(ˊᗜˋ*)و

 

 実写は吉野紗香さんのブギーポップがなかなか様になっているのと、最近知ったばかりなのですが、物語のキーマン、早乙女正美が高野八誠君だということに驚きで、ちょっと見てみたいなぁと思っていますが、難しいかなw

 

 高野八誠君は、仮面ライダー THE FIRST と THE NEXTで、一文字隼人、仮面ライダー2号を演じていらっしゃいます。

 

 話を戻しましょう。

 

 Ishtar Featherというわたしのお話のひとりごと(という名のあとがき)は、上遠野先生のスタイルをそのまま真似てみましたw

 これはまぁ、パロディと思っていただければと思うんですが、書いていて楽しかったのは事実ですw

 Ishtar Featherのお話、本体自体は、ブギーポップや上遠野先生のパロディではありませんからねw

 あくまでもひとりごと(という名のあとがき)だけです!w

 

 主に地の文章に対して、色々と思い悩むことが多く、あぁでもないこうでもないと、書き直したりも多かったですが、物語の表現を文章に移してからはずっとその連続です。

 

 正直それは今でも思い悩み続けていますが、でも、一つの正解を得たような気持にもなりました。

 

 とにかく、目から鱗の上遠野浩平先生でした!

 

 次のワールドフラクションで7回目です。

 

 1:オリジナルキャラクターを創る

 2:オリジナルストーリーを創る

 3:絵の改革と、自分の創作の改革の始まり

 4:ファンタジー世界やライトノベルの理解を深める

 5:文学小説での学びを得始める
 6:文章の書き方、表現の仕方が少し柔軟になる
 
 ちなみに、ブギーポップは笑わないに影響されて『ふたつめの真実』というお話も3部作で書きましたが……これは公開するかずっと悩んでいます。
 
 公開するとなるとほぼ全編書き直しなので……。
(´・ω・`;)
 
 ともかく!さぁ次は、ついにひぐちアサ先生の作品です。
 
 第七のワールド・フラクション!
 わたしのワール・ドフラクションの中でも、かなり大きく世界を変えたワールド・フラクションになります!
 
 小説中心に進んでいったのに、なぜまた漫画になったか!
 
 それは次回に語らせていただくと致しますね!
 
 これが勝利の鍵だ!
 
 では、また!(๑˃̵ᴗ˂̵)و