旅立つまで④ | Aちゃんと私のブログ

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シングルマザーとして生きたAちゃんと私
2人の日々を綴ったブログから
現在は残された私ひとりの毎日を綴っています


 

  

現在。

 

 

次男くんの。

 

留学へ旅立つまでを綴っています。


 

 

 

ブログのきっかけとなった記事はコチラ↓

 

 

 





 

そして。

もう1つの厳しい現実。




金銭面






レートの変動によるケド。

その国の留学費用としては。


年間350万前後。








次男の場合。



これまた。


現地へ行ってからの。

取得単位数にもよるが。


頑張れば2年間。


…下手したら3年間在籍予定。






3年間として…1050万。



毎月の仕送りや。

揃える物を考えれば。


更に膨れ上がるだろう。








現在長女は大学。

今年は末っ子が高校入学。


そんな中。


母子家庭で難病患者の私が。


逆さになっても出せない金額だ。









 

調べれば調べるほど。

 




奨学金制度が使えない。

「高校留学」=裕福な家庭が行くもの。

 

という結果を突き付けられた。

 

 

 

 

 

 

役所も地方団体も財団等も。

補助金・奨学金は無し。

 

 

 


唯一。


補助金を出してくれている県は。

都会の1県のみ。

 

勿論。

私たちの住む県ではない。







高校留学の奨学金として。

融資してくれる金融機関も。


一件だけヒットしたものの。




今度は。


私の低い所得がネックとなり。

融資は難しいと言われた。

 

 







複雑な家庭で育った私は。



思いつく。

数少ない親戚にも相談した。








そしてみんなが口を揃えて言う。




「留学なんて余裕がある家庭が

 やること!」


「計画性が無さ過ぎる」


「また次男が辞めたらどうするの?」


「母子家庭には無理に決まってる」







周りが言うことは至極当然。



私を心配して。

反対する人達の気持ちも理解出来た。






だけどやはり。




数ヶ月後に。

異国の地に立つ彼の姿を。


誰も想像すらしてくれなかったコトが。





一番悲しかった。









……。





悲しんだところで。

お金が降ってくる訳じゃない。




私が諦めてしまったら。






わが子を失ってしまうかもしれない。






そう思うと。



泥臭くても。

地べたを這いつくばってでも。



毎日24時間


頭を使い続けて。

無駄でも行動するしかない。






ここで出来なきゃ。


「あんたは母親として失格だ」

自分に言い聞かせた。








私は次男に約束した。


    これから私は貴方を生かすために。


    必死で考えるし働くから。


    みんながどう言おうが。

    私は貴方の言葉を信じてる。


    だから貴方は。


    向こうに行くことだけ

    考えて過ごしなさい。


    すんなりいかなくても。

    見苦しくてもカッコ悪くても。


    貴方をあの地に立たせる。


    


    それでもね。


    どうしても。

    無理だったという結果だったら。


    その時はそれが私の実力。

    受け入れてもらうしかない。








優しい彼の答えは。

聞かなくても分かってた。


    うん。わかった。


少し悲しそうででも。

以前より輝いている目で。


私を見つめながら言った。








 

わが子らが巣立った後に。

 

カフェの開業という自分の夢を。

一旦白紙に戻して。


全ての資金を回したとしても。



微々たるもの。




 


 

私は金融機関と役所。

親戚に何度も頭を下げた。






日にちがないから。


行けることを前提として。

留学準備を同時進行させながら。





英会話や準備費用。


すでに少しずつ。


渡航費用や申込金として。

◯十万単位で請求書が届く。







不安なまま支払いを済ませる。





今思えば。




資金が集められなかったら。

一体どうなっていたんだろう。



そう考えると。


「無謀」としか言いようがない。








もちろん。




チキン元旦那さんにも相談すると。

反対しながらも。


最初は協力的に見えたが。




そもそも。


周りに猛反対される。

厳しい現実に。


立ち向かうような人間ではない。





予想通り。


途中で投げ出していった。






逃げ出した相手に。


文句を言ったり。

説得するには時間が無さ過ぎる。








いよいよ期限も迫り。


もう打つ手がない。

もう…無理かもしれないと。




自分の非力に打ちのめされて。


今後の。

次男への対応を考え始めた時。







手を差し伸べたのは長男と。



もう何年も会うことがなかった。

島に住んでいる祖母だった。










 

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