こんにちは。
誰かを叱る可能性がある人。
もうね、すべての人だよね(笑)
親から子へ
上司から部下へ
先輩から後輩へ
先生から生徒へ
先人から現代人へ(笑)
今はないという人でも、コミュニティの中にいれば
“叱る”
という場面はありふれていますね。
ちなみに私も子育てでは、
口を開けばすぐ叱る
ヒステリックに叱る
子が泣くまで叱る
そうやってきた母親の一人でもあります。
子どもを叱る私を見て、実の母が怖いわと言ってきたくらい。
どこか、甘やかしてばかりじゃなくてガツンと言わないと分からない
叱らないと子どもにナメられる
そんな風に思ってきた部分もあります。
埼玉にいた時は、男の子3人で私にとっては宇宙人。
何をしでかすかわからないしね。
特に男の子の母として肝っ玉でいなければいけないような勝手なイメージを持っていました。
『私は母親なのだ』とそれを誇示するために叱って、自分に酔っていたんだ…ということにこの本を読んで気づきます。
叱れば言うことをきく(ように見える)んですもん。
手っ取り早いし、なんだか優位に立ってる気にもなるんですよね。
言ったとおりに動いてくれてる(ように見える)から。
でも、あくまでもそれは『ように見える』だけ。
効果はなく、弊害ばかりだったなんて…とグサグサ刺さりつつ、そうそうと共感しながらすぐ読了したものです。
その場では望む行動を取れたように見えても、本当に望む、子どもが学んで自ら成長するってことに関してはたどり着いていない…。
ガビン。
でね自分が叱られる側になった途端に…
怖いから→直そうとする
ことが多いことにも気づきます。
叱られるのが私は本当に嫌でね。
それがたとえどんなに私のためであったとしても。
叱られてすぐ気持ちよくなる人…いないんじゃないかな。いたらよっぽどドM?(笑)
叱られそうだと思う時は避けようとしたり先に謝っておこうとしたり。
𠮟りそうな人にはあんまり近づかないようにしたり(笑)
前提として、自分のためにやろうとするのではなく、
怒られないために
叱られないために
怖い思いをしたくないから
直す。
というように、動機が自ら湧き出てきてやるのではなく、怖いからやるって外側からの動機になっているんですよね。
これが、世間の目から叱られないように子育てしている自分というのにも大きく当てはまります。
公共の場で子どもを叱らないと…
何やってんだ!
親の責任だろ!
って子どもがやったこと、全部私が叱られちゃうから。
監視されているように思える。
監視カメラもSNSも防犯的にはいいのかもしれないけど、誰かの目を気にしながら生きていかないといけない、そんな時代になったんだなって思います。
本当は叱りたくなくても、パフォーマンス的に叱らざるをえないこともある。
そう思ってる部分、あるなぁ。
でね、叱るのはだめだよ!と周りが思って言うのも、それもまた叱る人を叱ることになるんだよね。
村中先生はこう言います。
『叱る人を叱らない』
と。
叱る私をずっと私が叱ってきた。
責めてきた。
子どもが悪くないなら私が悪いんだ。
そう思ってきた自分もね、何だか救われました。
叱る とは何か。
脳科学的に。
論理的に。
社会的に。
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