こんにちは。
薮内(やぶうち)ゆかりです。
子どもの話を聞いてあげたい!
分かってあげたい!
そう思うけど、、、
何言ってんのかサッパリ分かんない!
ってこと、ありませんか?
好きなキャラクターのこと言われても…ママはそのキャラクターについてよく知らないとか。
年齢が小さければ小さいほど、言葉の引き出しも少ないので、
「ママ、あのねあのね、〇▲□☆◎でね…」
と言葉自体が聞き取れないことなんかもありますよね。
学びたての私は、ちゃんと子どもたちの話を聞くことが良いことだとどうしても思ってしまいました。
講座では、
“聞くという選択肢を増やしてね”
ということだったのだけど、私の脳内が良いか悪いかの二択に分けられていたので、恥ずかしながら「聞く」をしたら一番良いんでしょって変換していましたね。
一語一句違えずに聞くことが良いことなんだと捉え違いしていたのです。
なので子どもが話してきたら、とりあえず聞こうとはするのですが、意味が分からなくてすぐ聞き返してしまうんですね。
「え、それってどういうこと?どんなキャラクター?」
「うーん意味が分かんない!」
「え?今なんて言った?」
それは結果、子どもの話の腰を折ること、子どもの話す意欲を無くすことになりました。
どんどん不満そうな顔になっていくのです。
(あれ…聞いてたんだけどなぁ)
そう思いました。
学び続けた後、やっと気づきました。
自分も話している途中に、
「それってどういうこと?」
と訊かれた説明をして、言いたかったこと全部を話せなかったときに( ゚д゚)ハッ!と気づいたのです。
これか!と。
その時はなんとも不完全燃焼。
そりゃ子どもも不満げな顔になるわ、と思いました。
とにかく、
そのキャラクターは何?
どういうもの?
何て話した?
みたいに、途中でわいてきた自分の言葉を全部横に置いて聞くのです。
ふーん
へー
ほー
はひふへほのあいづちだけで十分だったりします。
聞き流すとはそういうことか…とやっと分かるようになりましたね。
私達は、「聞く」は聞き流してもいいんだよと話しています。
そりゃ何て話しているか全部聞けるに越したことはないんですがね。
子どもの言う言葉、1~10全て違えずに聞こうとしなくていい。
もしどうしても言いたいことがあるなら、全部聞ききった上で訊いてみることをおすすめします。
いきなりですが聞くという漢字って、もんがまえの「聞く」ですよね。
これは諸説ありますが、
『家の中の音が外に漠然と聞こえてくることを表している』
のだそう。
家の中の音は聞こえるけど、なんて言っているのかはハッキリはわからない。
でも話している感情はなんとなくわかりませんか?
怒っているのか、焦っているのか、楽しそうなのか、穏やかなのか。
表情や言葉のトーンなどで分かりますよね。
「聞く」はどちらかというと話す内容・情報に耳を傾けるのではなくて、子どもの気持ちや欲求の方に耳を傾けるのです。
たとえ、
ウルトラマンの敵があーだこーだ言われても
ポケモンのキャラがどうだと言われても
苦手な歴史のクイズを出されても
聞くことはできるんです。
理解できなくても、奥底にある楽しそうな気持ち、幸せそうな気持ち、びっくりした気持ち等…相手から感じられるもの、そこに耳を傾けてみて。
子どもが話している表情や声のトーンなどで、
「そうなんだね、すごく嬉しそうだね」
といった風に返したりできますよ。
お子さんによっては話の内容を分かってほしい、という場合もあるかもしれませんね。
しかしどちらかというと情報というよりかはその時に子ども自身がどう思ったか、何をしたかったのかをわかってもらいたい。
その時に共感してもらえるだけで、子どもは
『ママは分かってくれた』
と安心するのです。
ママには何を話しても大丈夫、分かってくれると思ってもらえたらいいですよね。
このほんの少しずつの、毎日の積み重ね。
子どもとの信頼関係がグッと深まります。
ぜひ、
「聞く」
ことをやってみませんか?
でね。
子どもはママにどうにかしてほしい・解決してほしいのではなく、話しながら整理したりして自分でどうしたらいいかを考えている。
何でもやってあげるよりは自分で解決できる力を養ってあげたいよね。
それなら「聞く」 ことが一番だと思います。
私は聞くことができるようになって、子どもとの会話が断然楽になりました。
一語一句違えずに聞くのは至難の業ですからね。
それをわかってから、まだ当時小さかった三男が、
「ママ〜こうしてさ、あのさ、◎◯×でさ、おもしろかったよ!」
それに対し、
「そっかーおもしろかったんだね!」
ペースを合わせてそう返すだけで満足そうに
「うん!」
と満面の笑顔で頷き、ササーッとまた遊びにいくのです。
気持ちに共感、ほんとにこれだけで十分なのだ…と小さければ小さいほど分かりやすかったです。
三男と長女が小さいうちから「聞く」ことを実践できたので、子育ては上の子たちのときよりすごく気楽でした。
4人って増えてるけどね。
そして、親としては聞きづらい愚痴や悪口なんかも聞くことができる。
どう返していいか困る返答の時も。
それも、子どもに味方してくれたと思ってもらえるんです。
分かってもらえたと思うようなあいづち、共感をするので、聞く側も聞いてもらう側も嫌な思いをしないで済む。
また、聞くことができたのは、聞けないときがあってもいいということも根底にあったから。
いつもいつでも聞かなきゃいけないわけじゃない。
どうしても聞けないときだってあります。
怒っちゃうときもね。
そういうときは…
自分の心の声を聴くとき。
聞けない自分の心の癖に気づくだけでもまた緩みます。
これもこちらで紐解けます。
「聞く」だけなんだけど、とても奥深い。
子どもとの会話に困っている、話をちゃんと聞かなきゃと思って苦しい人へ。
あまりに一生懸命に聞こうとするのもいいですが、それよりかは聞き流して気持ちを受け取ってみること、してみてくださいね。
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薮内(やぶうち)ゆかり
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