こんにちは。
幼児期にくる、トイレトレーニング。
特に初めてだと何がいいのやら分からないですよね。
いつのタイミングで外せばいいの?
洗濯物が大変だから夏に向けて?
おまるはいるの ?
どんなパンツから買うの?
園ではパンツを履いてトイレに行っているのに、家では嫌がるからまだ難しい?
情報はありとあらゆるところにありふれています。
おむつなし育児とか本も出てるもんね。
専門的な溜められる膀胱になったかどうか、本人のトイレの認識は?尿意・便意は?等、もちろん目安はあると思います。
でも今日はそういうお話ではなく。
そちらはご自身で調べていただくとして、今日はパンツを嫌がったりしたときの親としてのスタンス、話の聞き方で怒ったり戸惑ったりすることなくトイレトレーニングが続けられますよ~というお話です。
いざオムツを外してパンツになったとき。
頭で失敗するかもとは分かっていても…いざ漏れてしまうとガッカリ。
子どもは身体的な気持ち悪さ、親は処理の負担など気分的にはネガティブな方向へ行きやすいですよね。
トイレ目の前なのになんで失敗するの!
我慢しないでしたくなったらもっと早く行って!
だからさっき(誘った時に)行けばよかったんじゃない!
もう!またオムツに戻る?赤ちゃんに戻る?
これ、そのまんま私が長男に言った言葉です(汗)
約10年前、幼稚園入園に向けてオムツを外すことに躍起になっていたのです。
当時は1歳の二男もおりました。
育児の忙しさ、入園までの焦り、イライラのぶつけるところは長男のトイレ失敗だったんですね…。
今でも思い出すと胸がチクンと痛みます。
昔の記事なので読みにくいですがよかったらどうぞ。
長男で大変だった思いは拭えないまま、二男三男ではトイレトレーニングで困ったということはなぜかありませんでした。
タイミングもちょうど本人に合ったのでしょうね。
私の気持ちの入れようも明らかに長男の時と差はありました。
今回、4人目長女3歳。
早生まれということもあるかもしれませんが、年少入るまでトイレトレーニングがなかなかすすまず。
何度かおしっこが漏れ出た感触がイヤだったのか、丸一日我慢するようになったのです。
こども園の協力や周りの子の影響もあり、パンツを好んではくこともありました。
でもパンツを嫌がる時期が続き、あまりに我慢するのは膀胱炎など体も心配なので本人が嫌がった時は無理せずオムツにしますと言われていました。
出てしまうならそのタイミングを見計らって誘えばいいけど、出ないものはもう周りにはどうしようもない!!
困った!
出てしまうの心配もあるけど、出ないはもっと心配!!
新たなトイレ問題でした。
“おしっこはここを押したら出る”
そんなスイッチみたいなところがあればいいのに。
トイレに誘い、楽しくなるようにシールを準備したり、体をさすったり、水が流れる音を聞かせたりなどいろんなことも試しました。
緊張すると力が入り余計尿道出口の筋肉を締めてしまうため、トイレでリラックスできるよう試行錯誤。
ご自身の経験で分かると思いますが、おしっこするときは力が抜けてリラックスしていますよね。
これは副交感神経が作用しているから、です。
逆にドキドキと緊張するときは交感神経が作用しています。
緊張しているときは尿意も感じにくくなります。
小さい子にどこに力をいれればいいか、何て言えば分かるか。
そもそも理解できたのかなんて難しい話ですよね。
繰り返しやりながら失敗もしながら習慣で覚えていくもの。
おしっこを出す、という行為自体は娘にしかできないのです。
では、大人はどうしたらいいのか…悩みました。
本人のタイミングを待ちながら…急がずに様子を見ました。
いきなり一気に外す前にトイレでできてほしいと期待を持ちつつ。
ただパンツやオムツを交互にはくのもズルズル長く続くと混乱してしまうのでは、、、。
これはお互いに覚悟を決めるしかないかもなと思い、
「あと残り一袋のオムツがなくなったらパンツにしようね」
ということも娘に伝えていました。
いろんなやり方があると思いますのでこれはうちの方法、としてきいてくださいね。
でもね。一気に外す時が突然やってきました。
保育参観後一緒に帰って、いつもはオムツにはきかえてくれるところパンツのまま降園し、そのまま出かけていたのです。
替えのパンツもオムツも持っていない!
本人はそれを知るとトイレに行かなきゃと思ったのか、実際には出なかったけどお店のトイレに2回座りました。
でもね。帰宅後、初めて家でトイレできたのです。
ここがタイミングだ!と思って、本人と話してそこからオムツをはかないことにしました。
ただ、たまたまできたからとはいえすんなりとはいかないですよね。
その日、
「お姉ちゃんパンツがんばる!」
そう言った娘も、家で遊びに夢中になったり、トイレに誘うタイミングがずれると漏れてしまうことも何度かありました。
気持ち悪さから、
「オムツはきたいー」
「きもちわるいー」
そう泣くこともありました。
3歳でもういろんなことが分かってるからかしこい。
ここでね、外すぞ!って決めたのにこう言われると、親としては気持ちが揺らいだり、自分の気持ちが頑なになったりしますよね。
10年前の長男の時、私はこうしていました。
「はぁ…(ため息)じゃあもうオムツはく?」
と諦める、もしくは赤ちゃんに戻るかと脅し本人が嫌がりそうなことを言ってみたり。
「いやいや、何言ってんの!パンツを履くって決めたんだから履くよ!」
「もう絶対にオムツははきません!」
半分怒りに任せて無理矢理パンツを履かせていたでしょう。
でもね、今回娘にこう言われても、そのまま話を聞いたのです。
どうしたかというと、
「きもちわるいー」
には、
「漏れたらきもちわるいよね」
「オムツはきたい―」
には、
「オムツはきたくなったんだね」
そのまま繰り返して話を聞きました。
オウム返し、というものです。
オウム返しは共感の効果があります。
ただ、ここで一つ重要なのは、
共感は同意ではないということ。
「オムツはきたくなったんだね」
は、
「オムツをはいてもいいよ」ではないのです。
あなたはそう思ったんだね。
あなたの気持ち、分かったよ。
それが伝わります。
決して、そうしていいよではないのです。
私はこうやって言うこと自体同意していることになると思ってきました。
だからそう言えなかったんですね。
こうやって話を聞いているとね、不思議なことにギャーっとなって泣いていたりぐずっていた気持ちはおさまってきます。
実際話を聞いていたら、私が何を言わなくとも娘は泣き止み、自分でパンツを取りに行ってはいていました。
私は、家だからということもあったのでパンツ履くことを説得も促しもせず一旦嫌だったらそのままでいいかと思っていたのに驚きでした。
子どもは大人があれこれ言わなくても、ちゃんと分かってる。
同時にそれが分かり嬉しくなりましたね。
私もついつい昔から言ってきちゃったので、大人が言いたくなるのも分かるけどね。
でも、子どもが自らの力で気持ちに折り合いをつけたり、自ら考え行動できるようになってほしいのなら。
「聞く」
は子育てで大きな味方になってくれるツールだと思います。
子どもの力を感じられる機会になりました。
ぐずっていたけど、そうやって行動した娘の力にアッパレ!
娘のように我慢しちゃう特徴があるお子さんにどうアプローチしたらいいか。
それはマスターインストラクターでもあり、元保育士のゆきのさんのこの記事もとても参考になります。
ぜひ読んでみてね~。
最後余談ですが、娘にこうやって「聞く」をしながら、トイレトレーニングを続けて約1ヵ月たちました。
トイレを嫌がったり失敗することも時にはあったけど、保育参観から1週間もたたずに無事オムツを卒業できましたよ。(夜も!)
完了したともう言ってもいいかな。
ゆきのさんがおっしゃるように我慢できるってことは、しっかり膀胱に溜められる、その機能は整っているってこと!
これ、まさにでした。
ついつい娘に出来ていることの方を見れていなかったな(^^;
「聞く」
を知っているとどんなときにも使えます。
自分の心がブレずに子どもの話を聞くことができるので、おすすめですよ。
「聞く」は子どものこころのコーチング講座でお伝えしています。
金沢で1学期最後7/7、7/14の2日間です。
3日間の講座を2日でやりますので、ぜひいらしてくださいね。
薮内(やぶうち)ゆかり
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次回7/13(水)11:30~ inハスネテラス
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