こんにちは。
４月後半、祖父が他界しました。
って今日はしんみりした話じゃなくて、タイプ別コミュニケーションカラーがとても役に立ったお話です。
なんと。
チャカチャカ走り回っていた子どもが、声かけを変えただけで歩いたんです。
私が使った声かけ方法。
それは、家族のこころのコーチング講座で知った方法でした。
まず、コミュニケーションカラーについて簡単に説明しますね。
４つのコミュニケーションカラーとは、人が持っているキャラクターを表しています。
自己主張や感情表現の仕方によって分けたものです。
昔の戦隊ヒーローを思い出すと、イメージしやすいと思います。
この４つのタイプは、アニメや小説を見ていると必ず出てくる、基本的なキャラクター。
だれしも４つの資質を持ち合わせていますが、そのバランスによって、特徴が出てきます。
祖父にとって私たち孫の子ども、つまりひ孫が多かったので家族葬でもすごく賑やかでした。
甥っ子の１人が、これまた実家の父母、兄夫婦からよく怒られているのは前から知っていて。
明らかに、この子は黄色タイプだなと思って見ていたんです。
やりたいと思ったらすでに行動しているこのタイプ。
私と同じタイプでもあります。
ついこの間も、実家で瞬間接着剤を手に塗っていて騒然(笑)
家族総出で怒っていました。
みんな心配から怒っているのはよく分かる。
突拍子もないことをしでかすからね。
うちには同じように黄色タイプの二男がいますが、我が子だとどうしても期待が入っちゃって、ついつい怒りやすくなってしまいます…。
ちっちゃい頃、二男のやること為すことにずーっと怒っていたなって今では思います。
だから実家の皆の気持ちはよく分かるつもりです。
「もー！次から次へとー！」
ってね。
でも私が甥っ子にものすごく怒るってことはありません。
なぜかとても可愛く見える(笑)
あの頃二男にしてやれなかったことを甥っ子にできたり、分かってあげられることも多いからかな。
あらあらまぁ、ぐらいで見ていられます。
そんな甥っ子は、
「ゆかりおばちゃーん！」
と可愛い声で話しかけてくれます。
甥っ子だからか冷静に見られる部分があったので、うまくいったのもあるかもしれませんがね。
話を戻しますね。
通夜が始まる前、兄夫婦は受付にいました。
１時間以上時間があったので子どもたちは暇なんですね。
私は子守役です。
我が子と甥っ子2人合わせて5人の小さい子どもたちがジュースを飲みたいというので私が控室に連れて行って、ジュースを飲むのを見ていました。
黄色い甥っ子は、まぁ落ち着かない。
座っているのも飲むときだけ。
控室と式場を行ったりきたりしようとするのですが、その間に他のご家庭の葬儀式場横の廊下も通るので歩くようにと話していたんです。
しかし、廊下を走る。走る。
ついつい、
「走らない！」
と言ったり。
否定語は通じないんだった…と工夫して具体的に、
「そーっと歩くよ！」
と言いますが、２、３歩歩いたらすーぐ走る(笑)
控室を出て行くときも、こちらから見えている廊下のところまでは歩いて曲がった瞬間走り出すとか目に余る状態でした。
うーむ…他の式場もあるし、これはちょいと困った。
声かけを変えてみようと思いました。
それがブログの初めに言いました、講座で学んだ方法。
その名も、
サンドイッチ話法
です。
伝えたいことを、認める言葉で挟みます。
端的に言うと、
褒める→叱る→褒める
です。
我が子にはなかなかできない方法だし、自分にされて良かった~なんて覚えもない。
講座で黄色タイプに良いと聞くけど、本当に効くのかどうか、半信半疑な部分もありました。
甥っ子という近すぎず遠すぎない関係だからこそ、やってみようと思えたんです。
控室に再度戻ってきてジュースを飲むのに座っているときに伝えます。
こんな感じで、伝えたいことを挟んで言いました。
ほんとはもっとたくさん歩いてほしいけど。
でもそう言ったそばから、ちゃーーーっと走っていきました。
あちゃー効かなかったか…。
と思ったんです。
しかし、戻ってくるときでした。
ゆっくりという感じではないけども、歩数を口に出して数えながら大股で歩いて帰ってきたんです！
「ゆかりおばちゃん！50歩も歩けたよ！」
正直、数を盛ったなって思いましたよ(笑)
でも、数はどうだっていいんです。
歩いた！
何度、
「走るな！」
「歩いて！」
って注意しても天邪鬼のように余計走ってしまっていた甥っ子が、歩く速さや歩数はどうであれ、歩こうとしていたんです。
おばちゃん、もう感動です。
それをドヤ顔で伝えてくれた。
私も嬉しくて、たくさん褒めました。
黄色タイプが喜ぶテンション高い褒め方でね。
「えぇぇぇ！そんなに歩いたの！おばちゃんビックリ！さすが○○！」
どうだと言わんばかりの笑顔が、可愛くてたまりませんでした。
あぁ、この子はできないわけじゃない。
「走るな！」
という声かけが合わないだけなんだなって思いました。
その後も、
「ゆかりおばちゃん、●歩あるいたよ！」
とよく報告してくれましたよ。
コミュニケーションカラーを知る利点
コミュニケーションカラータイプ別の特徴を知っていることで、色々な声かけ方法を試すことができます。
こうやったらいいかな？
ああやったらいいかな？
今回いろいろ試せた部分もありますが、その子その子に合った方法で声かけができる。
コミュニケーションカラーが分かっていれば、予測も立てやすいです。
例で出した葬儀場のように。
大人が子どもに、ここだけは何とかしてほしい！って思う時も、「走るな！」のようなただ叱ることだけではなく、それ以外の方法が取れるようになるんです。
親子お互いに心地よくいられる方がいいですよね。
今回は、黄色タイプの叱り方についてうまくいったお話でしたが、赤タイプ・青タイプ・ピンクタイプの心に響く叱り方はこの方法とは全く違います。
ただ一つ。
このタイプだから絶対にこの方法が合っている！
というわけではありません。
人によっては、違うカラーの褒め方が好き！という場合もありますので例外はありますが、我が子のカラーが見えてくると、有効な声かけ方法を見つけやすくなりますからね。
こんな風に家族のこころのコーチング講座では、コミュニケーションカラー別の褒め方・叱り方・やる気の出させ方をワーク形式でやっていきます。
実際のコミュニケーションカラー別に分かれた人たちが目の前で話してくれる内容は、目からウロコなことばかり。
カラーの違いを体感することで腑に落ちるので、ぜひ多くの方に知ってほしいなって思います。
私も金沢で２～３月と初開催して、とても学びが深まった時間でした。
笑いが止まらない、カラーの違いに驚きまくり！の時間でしたよ。
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