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CINEMA道楽

映画を見続けて40余年。
たくさん見過ぎて
忘れてしまうので、
映画館やテレビで観た
映画の鑑賞日記を
つけることにしました。
ネタバレもありますので、
未見の人は気をつけてね

 思っていた以上につまらなかったです。
 「踊るシリーズ」はわりと好きなので、同じ制作スタッフということでちょっとだけ期待もしていたのですが、あっさり裏切られました。

 ワンクールのドラマの総集編みたいな作りです。しかも、使うシーン間違えてる総集編という感じ。
 一応テーマのようなものは設定されているのですが、「ソウル・フード」という言葉に自己陶酔しているだけで、まったく伝わってきません。最初のシーンとラストシーンをニューヨークにする意味も全然わからないし、むしろテーマがブレてしまっています。
 期末の道路工事のように、予算が余ったからニューヨークロケでもしたんでしょうか。

 いっそ、「キャプテンうどん」で押した方がおもしろかったかもしれません。ブレード・ランナー風のセットと、「ファイナルぶっかけキック」はちょっと笑えました。

 この映画を観ると、うどんを食べたくなることだけは確かです。あとで丸亀製麺にでも行ってきます。
 収穫はそれだけでした。
 この映画は大好きで、テレビ放送しているのを見つけると必ず観ています。

 ジェームス・キャメロン監督とシュワちゃんコンビといえば「ターミネーター」が有名です。
 キャメロン監督の「ターミネーター」も「ターミネーター2」も「エイリアン2」ももちろん好きですが、未来や宇宙が舞台でなくても、ロボットや凶暴な異星人が出て来なくても、ジェームス・キャメロンはこんなに面白い映画が撮れる人なんだ、と思いました。
 「次の作品はどんな作品だろう」と、楽しみにしていたら、アカデミー賞狙い丸出しの「タイタニック」でガッカリしてしまったんですけどね。

 この映画も、「現代のアメリカ」が舞台にはなっていますが、コメディタッチにデフォルメされた「テロリストとそれを追う政府機関」のお話しです。シュワちゃんはテロを追う政府の機密機関に所属するスパイですが、どんな機関なのかはよくわかりません。ボス役のチャールトン・ヘストンはスーツに海賊のボスみたいな黒い眼帯姿で、ものすごくインチキ臭くて最高です。
 シュワちゃんはその機関のチーフクラスらしいのですが、ハイテク兵器と人員を動員して、奥さんの浮気現場を押さえに行ったり、やりたい放題。

 この手の映画にしては尺が長めですが、ストーリーの面白さと、キャメロン監督らしいキレキレのカット割りのおかげで、息つく暇もないほどスピード感のある映画になっています。

ジェームス・キャメロンは「タイタニック」以降は監督として映画を撮っていないようですが、アカデミー賞を撮って「巨匠」の仲間入りを果たしたのでもう、隠居してしまったのでしょうか。
また、理屈抜きで楽しめるアクション映画を撮って欲しいです。

キャメロン監督が絡んでいるのかどうかはわかりませんが、「トゥルーライズ」のテレビドラマ版も企画されているらしいです。
 好きな人には申し訳ないですが、ステイサムって、カッコいいともセクシーだともワイルドだともお芝居が上手だとも思わないです。  
 目つきの悪いおじさん、というイメージしかありません。
 スタローンとかシュワちゃんとかブルース・ウィルスとかジャン・レノとか、みんな歳を取ってしまって、アクションヒーロー的な俳優さんがいないから重宝されてるのかな。
 CATVで観ましたが、日本語版のDVDやブルーレイは出ていないみたいです。

 キリストの12使徒と同じ名前の人たちが毎週金曜日に、生きているうちに体の一部を切り取られて殺される連続殺人事件。刑事の捜査でその謎と目的が解き明かされて行く、というホラーアクション。
 主人公の刑事に聖書の内容を説く牧師役を、なぜかクローネンバーグ監督がやっていました。
 
体の一部を切り取られた遺体など、エグいシーンも多いですが、それ以外のシーンは普通の刑事ドラマっぽい映像なので、映画全体としてはサイコっぽい生臭さや怖さがあまりありませんでした。
でも、人間のパーツを組み合わせて作られたキリストの体はグロテスクでインパクトありました。

 題材は面白いと思うのですが、結局犯人は"イかれた野郎"で終わってしまったのが残念。用意周到で頭の良い犯人のはずなのに、主人公の妻と間違えて違う女性を殺してしまうのも間が抜けています。
 主人公にもトラウマがあったり同僚を犯人に傷つけられたりして、犯人に対して怒りを覚える理由はわかるのですが、どこか傍観者的な感じがしました。いっそ彼も殺人対象のひとりになっていた方が、より面白い展開になったんじゃないかと思います。
 血のつながりは無いけれど、ひとつ屋根の下で育った4兄弟が、彼らの育ての母親を殺した犯人を捜して復讐を果たすというお話。

 ハリウッドらしいご都合主義なところも見受けられますが、真犯人にたどり着くまでの過程や、余談的なエピソードの配置の仕方も上手で、テンポの良いストーリー展開で最後まで飽きることなく楽しめました。

 気分転換にコーヒーでも飲みながらちょっと見るには良い作品だと思います。