昨日「泉布観(せんぷかん)」の見学会に行ってきました
少し前まで存在自体知らなかったのですが(勉強不足で)
一昨年、去年は老朽化による概観補修工事のため
年に1度の見学会もされておらず
今年満を持して3月29日~31日の3日間一般公開です
…とその前に一仕事してきたので
気候もいいし桜ノ宮公園でランチしようと
サンドイッチ作ってきました
大川を挟んで造幣局が見えます
のほほ~んとサンドイッチをぱくつき
さてさて…と向かった12時ごろ
うわっっすごい人
平日なのに…
ガードマンさんに聞くと2時間待ちかなとのこと
しゃーないわな
背に腹はかえられなかったもんね
お腹が空いているのには耐えれません(笑)
後から知ったのですが
10時から公開なのに
7時から待ってらっしゃった方も入るそう
しかしどう考えても仕事中だよねという
おじちゃんがいっぱいだったのは心に留めておこう…(笑)
待っている間
職員さんが一生懸命スピーカーで話してくれているのですが
こちらではない方にむかって話しているので
う~ん聞こえない…
前になんかTVで見た
AKB48たかみな監督がスピーカーで熱く語っていても
全然たかみなさんが何言ってるか聞こえないんですよーって
AKBの子らが言ってたのはこれのことか
なーんて思いました(笑)
あっちなみに順番が近づいてきて
職員さんのちょうど前になったらよく聞こえましたよ
でも長時間待っている間も
並んでいるみなさんウキウキしていますね
そういや途中
北区区長の中川さんが来て
泉布観の前で写真撮ってさっそうと去っていきました
ちなみに泉布観(せんぷかん)とは
明治4年に創業した造幣局の応接所として建てられた
大阪最古の洋風建設で国指定の重要文化財です
「泉布=貨幣・観=美しい館」という意味で
明治天皇が訪れた際に命名したそう
アイルランド出身の技師トーマス・ウォートルスさんの設計
造幣局(造幣寮)や銀座煉瓦街で有名です
長崎であの有名なトーマス・ブレーク・グラバーさんの下で働いていて
こちらに来たそうです
ところでこのウォートルスさん
実は建築家ではなかったそう
けれどなんでもこなす技術屋さんで
造詣が深かったんですね
やっと順番が回ってきました
1時間半弱…思ったより早くてよかった
1回に見学できるのは30名限定
2階に上がるのも人数制限あり
立ち入れないとこもあります…
保護のためにはしかたがないです
入ってすぐの扉の上
写真じゃわかんないけど…(悲しい)
ガラスにも細工があってステキ
まずは1階からです
あれ意外に派手ではないですね~
文明開化で有名な鹿鳴館は明治16年
それよりまだ早い泉布観だからまだ簡素なんですね
でも細かいとこがおっしゃれ~
1階の暖炉には両端にグリフォン
私は小学校の頃映画館で見た
ネバーエンディングストーリーを思い出します(笑)
はぁ~美しい
ちなみにこちらの床の模様は
当時高価だったタイルを模して描かれているそうです
中から隣の旧桜ノ宮公会堂が見えます
外から見てたペパーミントの部分がちょこっと見えて
かわゆい
天井がたか~い
ちなみにカーテンはすんごーいボロボロ
カーテンですらそのまま保護しているんですね
2階への階段下には
人数制限のためガードマンさんがいらっしゃりました
ちなみに1階部分は
大正時代には実科女学校の一部として
使用していたそうですが
明治天皇が行幸されたこともあり
2階部分は保存されていたそうです
2階の床です
ちなみに保護のためにじゅうたんを引いている所しか
歩いてはいけません
こちらは入れませんが北東にある「玉間」
行幸の際には天皇の御座所が設けられた部屋
天井から吊り下げられたシャンデリアがなく
カーテンボックスの延長上に付けられた
ブランケット式の照明になっているそう
赤い壁紙が重厚感があってカッコイー
こちらも入れませんが西北にある部屋
先ほどとは違い華やか
こちらの装飾タイルは
わざわざイギリスで焼いたものだそう
このタイル和の雰囲気もあってかっこいい
西側にちょうど日本庭園があって
この部屋から庭園を楽しめたそうです
ほんとどこもかしこも細工が施されていて
すごいです
ヴェランダ・コロニアル様式といって
外周全面にヴェランダがあり
すべて床から立ち上がったフランス窓になっています
ここから大川を一望していたんですね
このへんはもともと大阪の豪商の別荘地であり
洋風建築もあったそうです
舟遊びなどをするのが最高の贅沢だったそうですよ
そしてこの地に
新政府は九十五万両かけて造幣寮を建てたのですが
もちろんその当時は技術も材料もなーんにもない時代
ちょうどイギリスが香港に設置していた造幣局を閉鎖したので
グラバー商会を介し建築材料や機械などすべて購入し
海外の技術者を高額な賃金を払って雇い
造幣局を立ち上げたのです
その中で日本人も負けずに功績を残しました
そして日本初の本格的造幣工場である大阪造幣寮創業は
世界でも注目された出来事だったんですよ
創業式は
右大臣三条実美や大隈重信などを始め
各国大使が列席し
1日中花火を打ち上げ
神戸や横浜からコックを動員し歓待したそうです
翌日からの3日間は一般にも開放されたそうですよ~
そしてのちに技術ごと民間に払い下げられます
だから大阪は商工業が発展したんですね
うーん大阪また盛り上がってほしいです
こちらの泉布観と同じ柱はトスカナ式です
立っているのはここのでっぱりのとこです
ちなみに建てられた当初は軒が
柱と同じ長さだったのですが
日本は雨が多いため
後から軒の長さを伸ばしたそうですよ
はぁ~満足
並んだ甲斐がありました
お次は隣の旧桜宮公会堂です
オーガニックハーブティー専門店 YUAN HERB ユアンハーブ
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電話番号 090-9254-9778
営業時間 12:00~16:00
定休日 木・日祝・第3月
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Mail info@yuan-herb.jp
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