日時:2023年9月20日

 

場所:仙台市蒲生海岸と貞山運河西岸の残存林・湿地

 

 仙台市宮城野区の蒲生干潟・海岸に有る日本一低い山?の日和山です。※日和山は人工的な築山された山ですが1991年から1996年まで、かつて「日本一低い山・6.05 m」と全国的にも有名になりました。その後、大阪府の天保山(4.5m)に一位の座を譲りましたが、東日本大震災により山が削り取られ2014年4月以降の地理院地図に3mの山と載り、再び「日本一低い山」になりました(現地説明版)

 

 日和山登山口から山頂を目指します。途中、「落石注意」などの看板が多く有ります。日和山は人気の山?なので登頂証明書の発行をしており、令和4年7月3日の日和山の山開きから、令和5年6月29日で2000人に達成したそうです(仙台市HP)

 

 日本一低い?日和山の山頂標柱と遠くの金華山です。※日本一低い山について、大潟富士、日和山、天保山は人工的な築山で、自然の山として日本一低い山は、徳島県の弁天山(6.1m)と徳島県は言っています。また秋田県の「標高0mの大潟富士」が地理院地図に載り「日本一低い山」ということで、NHKニュース「おはよう日本」などマスコミでも多く取り上げられました。なお、国土地理院は「山」を厳密に定義づけしておらず、日本一低い山も公表はしていません。それに地理院地図の「山の名は斜体で書く」とは公表していないそうです

 

 日和山周辺に咲いていたニシキソウです。この後、南蒲生の海岸公園へ移動します

 

南蒲生海岸にまだ見頃のハマナスが有りました

 

 ノスリが飛んでいました。ノスリは海岸から高山まで飛んでいる、トンビの次に丈夫な猛禽類ですね

 

 宮城野区南蒲生の「海岸公園」先の汀沈釜(ちょうちんがま)湿原?に木道が整備されていました

 

 汀沈釜(ちょうちんがま)湿原付近に建てられた「新浜タワー」です。※「新浜タワー」はパリ在住の現代美術家川俣正さん(69)がデザインし、登米市産スギを使った高さ約6メートルのタワーで、2022年4月7日に完成しています。木造らせん状階段を登ると広さ約15平方メートルの展望台が有り、貞山運河や松林、湿地などを一望できます

 

稲荷神社跡です

 

 汀沈釜(ちょうちんがま)です。※釜とは、海辺にできた池のことで、仙台湾沿岸に地名としてたくさん残っていて、名取市の北釜、岩沼市の相(あい)の釜、長谷釜、山元町の花釜などが有ります(資料より)

 

ヤブ林の中にオミナエシが咲いていました

 

ヤブに中にフシグロが咲いていました

 

 咲いていたフシグロの花のアップです。マンテマ属なので、北岳で見たタカネマンテマを思い出しました

 

 南蒲生地区の田んぼ脇で見たミズアオイです。※ミズアオイは、国の準絶滅危惧種に指定されていますが、震災後、福島県、宮城県、岩手県の3県では復活した場所が多く報告されています(資料より)

 

 ミズアオイは田んぼの雑草と言われ、農薬使用で株が減ってしまいましたが、農薬使用を控えると徐々に増えているようです

 

 イボクサはツユクサの仲間で、水田の畦畔にごく普通に見られる雑草ですが、良く見ると可愛い花ですね

 

少し離れた水辺の脇に白いイボクサが咲いていました

 

 チョウジタデはアカバナ科の花なのでアカバナと似ていますね。湿地や休耕田などに生育するので、田んぼの雑草とも言われています

 

帰化植物のコマツヨイグサです

 

 コマツヨイグサは黄色い花が咲き、徐々に花は赤くなってしまいます