足元から整えて、痛みから解放される
歩く毎日をもっと軽やかに、美しく
豊後由美です
装いたいのに、装えない ― パーティーで見えた足元の現実
前回の記事では、帝国ホテルのパーティーを通して改めて感じた、私が足と靴の仕事をしている理由について書きました。
▼前回の記事はこちら
【装いは自分らしさを響き合わせる ― 響装の一夜 ―② なぜ私は足と靴の仕事をしているのか】
今回のパーティーでは、企画運営メンバーの一人として、
参加されるゲストの皆さまの装いについてお話を伺う機会がありました。
といっても、私はスタイリストではありません。
ドレスコードやドレスカラーなど、初めてフォーマルなパーティーに参加される方が感じる不安や戸惑いを伺いながら、
どんな装いをしたいのか。
どんな装いに心惹かれるのか。
そして、どんな自分でその場に立ちたいのか。
そんなことを一緒に考えるお手伝いをしていました。
その中で、私は改めてある現実に気づかされました。
それは、多くの方が足や靴のことで悩んでいるということです。
「何を履いても痛いので、もうあきらめているんです」
「普段はスニーカーしか履けないのですが、パーティーの時だけ我慢して履きます」
「本当はどんなパンプスを選べばいいのでしょうか」
そんなお声を何度も伺いました。
外反母趾があるから履けない。
痛いのは仕方がない。
フォーマルな靴は我慢して履くもの。
そのためだけに靴を買う。
それが当たり前になっている方が、想像以上にたくさんいらっしゃいました。
そして何より印象的だったのは、
皆さまが本当は装いたいと思っていることです。
美しく装いたい。
その場にふさわしい装いを楽しみたい。
自信を持って立ちたい。
けれど足元がそれを許してくれない。
だから、あきらめる。
でも今回のパーティーは、そんな方々にとって
久しぶりに訪れた「装う機会」だったのかもしれません。
そして私は、そのお話を伺いながら改めて思いました。
だから私は足と靴の仕事をしているのだと。
(次回に続く)
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