父であり、同志であり、友であり【鋼鉄の雨】(韓国映画) | あなたのここが好きなんです。

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韓国映画(オジサン俳優好き)と本と地元♡について。 
好きだー!!

にゃまげ@アジェニスト

 

こんにちは。にゃまげです (*´∨`*)
わたしは学生時代から腸過敏性症候群とパニック障害に苦しんできました。
辛い毎日でしたが、そんな中でも好きなものと過ごす時間は症状を忘れることができ、『好きなもの』に力を貰い、少しず つ変わっていくことができました。

ちょっと大げさかもしれないけれど、辛い時に支えてくれ、今へと繋がる力をくれた『好きなもの』への恩返しになればと思い、このブログを書くことに しました。
そしてこのブログが、以前のわたしのように何かに苦しんでいる方の楽しいひと時の手助けになったら嬉しく思います。

 

メインは韓国映画。それ以外の映画や岡崎市についても書いています。

ちなみに アジェニスト アジェ(韓国語でおじさん)+ist の造語です。オジサン俳優 好き。

(韓国では30過ぎたらオジサンなので範囲広めヽ(^ω^)ノ)

俳優別記事リスト

 

 

自己紹介

 

◆映画の感想のアジェ(オジサン)萌え度について◆

かっこよかったり、かわいかったり、ダメダメだったり。登場するアジェがどれくらい萌える かどうか。

★ きらりと光る萌えどころあり

★★ 要所要所で萌えあり

★★★ 主役なら釘づけ、それ以外なら主役そっちのけで萌えられる。

 

 

 

 

 

◾️STORY◾️

北朝鮮でクーデターが起き、工作員オム・チョルウは重傷を負った最高権力者を連れて韓国へ脱出するが、そこでもクーデターを成功させたい軍部に命を狙われてしまう。

そこへ韓国の外交官クァク・チョルウが現れ、2人は戦争を回避するため手を組むことになるが……。

 

 

 

 

 

 

一触即発の半島を舞台に、同名の2人のオジさんが熱い友情とステキなお父さんっぷりを見せてくれる作品。

アジェ度★★★★

 

 

 

 

 

 

いまだにウソンさんの父親役に慣れないわたくし。

 

日本のドラマ『グッドライフ』(反町隆史さん主演)に始まって、

(これは父親役ではなかったけど、理想の父親像を語っていた気がする)

『私を忘れないで』は息子を亡くした父親役でしたが、いまいちピンとこなかった……。

 

 

「アイドルはトイレになんて行かないのよ」

カッコイイからって、昭和のアイドルのように生活感のなさを感じているわけじゃないんだけど。仙人みたいなイメージを持っているからだろうか。

 

エリート医師とか、エリート弁護士は「はいはいw」って思うのに、

父親とかフツーの人とかジャージ姿だと「何か違う感」が拭えない。

 

 

 

 

 

というわけで、今回も冒頭、

一市民の格好で、誰かと密会するのか、怪しげな男と連れ立って建物の中へ入っていくシーンで、しっくりこないなあと思いながら、しかも思いっきり挙動不審なオム・チョルウ(ウソンさん)に、

 

 

そんなにキョロキョロしてたら怪しくないものも怪しく見えるわ!

 

 

 

開始早々ツッコミですよw

この辺もう、抜群の安定感でそれはそれですごく嬉しいわたし。

(わたしの中でウソンさんの作品はツッコミありがデフォルト)

 

 

 

 

そして案の定、兵士に銃を突きつけられて……と思ったら、華麗に銃を奪って、エリート工作員の顔に!

そうだった。今回は一般人ではなかったんだった。

 

そこへ上司が現れて、演じるのはキム・ガプスさん。

『トンケの蒼い空』でウソンさん演じるトンケの父親役だったガプスさん!

先行き不透明な自宅警備員トンケを厳しく優しく見守る父ちゃん♡

 

 

 

しかし、ガプス父ちゃんが今回くれたのは、お小遣いではなく極秘任務。

政権掌握を狙っている軍人パク・クァンドンを暗殺し、クーデターを阻止しろとの命を受けたチョルウは、そこで開かれる式典に現れると踏んで、開城(ケソン)工業地域に潜入するのだけど、クーデターは阻止できず、それどころか国の最高権力者は重傷を負ってしまう。

 

 

オム・チョルウは生き残った人々とともに彼を助け、韓国へ脱出し、治療のために駆け込んだ病院で、韓国外交安保首席クァク・チョルウと出会う。

他に頼る者がないオム・チョルウは彼と協力することに決めるが……。

 

 

 

 

 

北の最高権力者が生きていればクーデターは失敗に終わるため、二人は限られた時間の中で彼を守りつつ、事件の首謀者を探して行くのだけど、この二人のコンビがすごくイイ!

 

 

オム・チョルウも命じられた任務のために動いてはいるけれど、

骨の髄まで国の思想に染まったガチガチの人物ではなく、

 

娘が「G-DRAGONって知ってる?」と話すと、怒るけど話はきちんと聞いてくれるし、

クァク・チョルウとの交渉も、相手を敵視して話にならないなんてこともない。

 

 

そしてクァク・チョルウも、

同じように相手をこうだと決めつけたりせず、上の意見とは異なっても自分が必要だと思えばできる人。

 

『戦争を回避するという目的が一致している』からとも言えるんだけど、

 

 

 

お互い素直に相手を受け入れて、

相手を思い、時にはその後ろにあるものまで思いを巡らせて、

 

 

 

尊重し合っているところがとても良かった♡

 

 

 

 

 

 

最初は、予想通り飄々としたクァク・チョルウのペースで、このまま最後まで彼が引っ張っていくんだろうなあなんて思っていたんだけど(演じてるのがクァク・ドウォンさんだし)、

 

後半、事件の真実が明らかになるにつれて、オム・チョルウのペースに。

クーデターを止めるために国に戻ることになるんだけど、その作戦は命の保証のない厳しいもの。

 

 

事件の真相に気付いたオム・チョルウの葛藤。

残された家族のこと。

国を思う人々のこと。

 

 

 

多くは語らないオム・チョルウなんだけど、

その表情、発する一言一言に決意と想いが詰まっていて、カッコイイの一言。

初っ端のツッコミ、誠に申し訳ございません(土下座)

 

 

 

 

 

 

そして首謀者のもとへ潜入するための移動中、ここでもまたG-DRAGONの曲をかけながら、

 

「死ぬなよ」と言うクァク・チョルウに、

「G-DRAGON同志は何と言っているんだ?」と尋ねるオム・チョルウ。

 

 

二人とも涙をこらえながら、でも平静を装ってる姿が、姿に号泣……。

オジサンがそれをやっちゃダメ(涙)

 

 

また、二人が話す間が、なんとも言ったらいいのか、胸に突き刺さる。

その間に、発することができない言葉がどれほどあるんだろう……。

 

 

 

 

 

そしていよいよ乗り込むとなった時。

一旦は冷たく去っていたオム・チョルウが再びクァク・チョルウの元へ戻り、手を差し出すシーンがあって、それまでとは明らかに違う、覚悟を決めた表情に、クァク・チョルウがハッとするんだけど、そこがもう、

 

 

 

最高に男前!!!

 

 

 

こんなウソンさん見たの初めてじゃない!?

『GBW』のパク・ドウォンは信念や思いというより、スタイリッシュでかっこよさに惹かれたんだけど、オム・チョルウは内から滲み出るものにガツンとやられた。

ココロ鷲掴み。

 

 

しかし自分のボキャブラリーのなさには絶望ですw

 

 

 

 

 

それでこのハッとしたシーン。(まだ続くw)

クァク・チョルウは『死ぬかもしれない危険な任務』と思っていても、でもきっと帰ってくる。そうあって欲しい。

でもオム・チョルウは生きて帰るつもりなど微塵も考えてなかった。

 

彼の覚悟と、そこまで考えていなかった自分に呆然となったと思うんだけど、この時のクァク・チョルウの表情が、

 

 

 

恋人の、想像もしてなかった決意と永遠の別れを知った彼女

 

 

 

にしか見えなくて、

BL風味も、そんなツッコミも全然してなかったんだけどw

友情を越えるレベルって何よ!?って、出会って短いけど、それはもう大切な存在なんだろうなあと、そしてそこまで思わせるモノをオム・チョルウが持っていて、

『鋼鉄の雨』ウソンさんの代表作、ナンバー1に決定!!!

 

 

 

 

 

 

 

『シュリ』(1999)では愛し合いながらも国のせいでその願いを叶えることができなくて、『義兄弟』(2010)では共に生きられる世界が見えていたけれど、掴むことはできなかった。

 

けれどこの『鋼鉄の雨』では、

最初から互いが互いの国の価値観で相手を見ていなくて、ラストのこのシーンでは二人が乗った車は真っ直ぐな道を走っていて。

 

 

 

現実ではどう進んでいくのかわからないけど、

映画の中では、新たな未来を迎えている二つの国を描けるまでに変わってきたんだなあ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ名を、喜べる時代に。

 

以上!

 

 

 

 

 

 

 

■□■□■□■□■□

★ここが好き★

(ネタバレ)

 

◆丁寧。

オム・チョルウが家族のために買い物をするシーン。

ノーマネーだから、クァク・チョルウにカードを借りるんだけど「貸してくれ……いや使わせて欲しい」って言い直すとこが好き。

そして買い終わって戻ってくる時の笑顔が最高。

ここくらいでしか笑ってないので超貴重。

(見終わった後に見ると涙しかない)

 

 

◆号泣2

オム・チョルウの娘が父からのプレゼントを開けると、中に入っていたのはポータブルCDプレイヤーで。

 

 

出会ったばかりの頃に、オム・チョルウとクァク・チョルウが車で移動中にG-DRAGONの曲を聞くシーンがあって、

そこでクァク・チョルウが「娘に入れてもらった」「娘が良いっていうなら素直に従えばいいんだ」とノリノリで歌うシーンがあって、その時は「こんなのが人気なのか?」とすごい渋い顔でその様子を見てるんだけど、

 

 

プレイヤーを選びながら、

 

やっぱり女の子だからピンク色がいいかな。

一緒に曲を聴いたらどんな顔をするかな?

聴くのをやめろと言ってしまったけど、一緒に聴いてあげればよかった。

 

 

娘のためにピンクのポータブルCDプレイヤーを買った時、どんな気持ちだったんだろうと思うと泣けてしょうがない。

 

 

◆オジサン同士の戦い。

北にどう対応するか。

現大統領(キム・ウィソンさん)と次期大統領(イ・ギョンヨン)で意見が食い違い、どちらが主導権をとるか、火花を散らす二人の様子が面白く、この映画のもう一つの見所。

 

 

◆訂正。

2回目に流れるG-DRAGONの曲は『Missing you』

オッサン二人にこの曲を使うかw

わたしにどうしろとwwwwwww

(日本語訳歌詞読みました)

 

 

 

★ここが気になる★

 

◆オム・チョルウの上司は何で彼を選んだのか。

失敗しても成功しても、都合がいいポジションだったから?

それとも重要任務を与えることで、今後の家族の生活を保障することができたから?

 

 

◆育ちの良さが……。

上司に連絡をする時、両手で丁寧に携帯を持って話すオム・チョルウ。

上品すぎて吹いた。指先が綺麗に揃いすぎw

 

 

◆お約束。

韓流ドラマのお約束ネタが……しかも『パダム・パダム』と同じ設定ってw

オム・チョルウ、他の設定じゃダメだったのかしら。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もお読みくださってありがとうございました(*´∨`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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