こんにちは。にゃまげです (*´∇｀*)
わたしは学生時代から腸過敏性症候群とパニック障害に苦しんできました。
辛い毎日でしたが、そんな中でも好きなものと過ごす時間は症状を忘れることができ、『好きなもの』に力を貰い、少しずつ変わっていくことができました。
ちょっと大げさかもしれないけれど、辛い時に支えてくれ、今へと繋がる力をくれた『好きなもの』への恩返しになればと思い、このブログを書くことに しました。
そしてこのブログが、以前のわたしのように何かに苦しんでいる方の楽しいひと時の手助けになったら嬉しく思います。
メインは韓国映画。それ以外の映画や岡崎市についても書いています。
ちなみに アジェニスト アジェ（韓国語でおじさん）+ｉｓｔ の造語です。オジサン俳優好き。
（韓国では３０過ぎたらオジサンなので範囲広めヽ(^ω^)ﾉ）
◆映画の感想のアジェ（オジサン）萌え度について◆
かっこよかったり、かわいかったり、ダメダメだったり。登場するアジェがどれくらい萌えるかどうか。
★ きらりと光る萌えどころあり
★★ 要所要所で萌えあり
★★★ 主役なら釘づけ、それ以外なら主役そっちのけで萌えられる。
◼️STORY◼️
明朝末期、 錦衣衛に勤める３人、沈煉（シンレン）、盧剣星（ロケンセイ）、一川（イッセン） は前政権で権力を振るっていた 魏忠賢の暗殺を命じられる。
３人は屋敷に乗り込み、沈煉 魏忠賢を追い詰めるが……。
アジェ度★★
邦題から、空を飛ぶどころか剣から炎くらい出すくらいのアクション映画だと思ったら、
権力争いに絡んだ人間たちのドロドロの愛憎劇と兄弟愛を描いた作品でした。
（結構ネタバレ）
妓楼にいる彼女を身請けしたかった沈煉。
相応しい能力、人望はあるのに人脈と金策に苦労し、出世できない兄、盧剣星。
体を病み、兄弟子に脅されている弟、一川。
いけないことだとわかっていても、自分と兄弟たちを思い、沈煉が命令に背いて暗殺すべき相手を見逃し、金を手にしてしまったことで義兄弟３人の運命は大きく変わってしまいます。
偽装工作をし、一件落着かと思いきや、新しく就任した宰相はキレ者で遺体は偽物なのでは？と調べ始め、
沈煉たちに暗殺の命を下した上司・趙靖忠は、なんと魏忠賢の義理の息子。
魏忠賢の身内ということで現政権からの処罰を恐れた彼が、秘密裏に魏忠賢を暗殺しようと、生きて捕えよとの命を改ざんして指示をだしていたのでした。
しかしそのことを魏忠賢は見抜いており、趙靖忠は己の立場を守るため、義父と手を組み、宰相が行っている捜査の結果が出る前に、すべてを知っている３人の抹殺を企てます。
この義兄弟３人、錦衣衛に所属する下級役人なのですが、
錦衣衛は恐怖政治の末端を担う部署として人々から忌み嫌われていたことが後半わかります。
本人たちが人格的に素晴らしかったとしても、映画の中ではヒーローの立場ではなく、
弱い立場の人間がどれだけあがこうと無駄な世界だと言わんばかりに、
ほんの少し、自分たちの未来をよくしたいと起こした行動が、沈煉と兄弟たちを窮地に追い込んでいきます。
※錦衣衛（きんいえい：明朝の秘密警察・軍事組織で、禁衛軍の一つ wikiより）
沈煉が自分たちを見殺しにしようとした上司を脅し、盧剣星の出世を確約させても、権謀術数の世界で生き抜いてきた相手は数枚上手で、よりによって何も知らない彼を大勢の前で恥をかかせることで沈煉に仕返しをし、そのせいで魏忠賢暗殺偽装の疑いまでかけられてしまいます。
このシーン、結構長くて、盧剣星がチクチク、ネチネチ苛められるんですね。
暗殺の成功とその後の活躍を讃えて出世したのですが、なぜか出世のために大金を送ったことになっていて、そんなことをした覚えのない盧剣星は思わず驚いてぽかんとしてしまうんですね。「え？何？どういうこと？」って。
しかしすぐに気づいて、沈煉と視線が合い。
最近沈煉の様子がおかしかったのはこういうことだったのか……と。
見ているわたしが居たたまれない……。
沈煉が悪いのはわかるけど。
よりによって超大物絡みの件でやっちゃったのが痛かった、でも……。
賄賂送らないと出世できない腐った朝廷内、そうするしかしょうがないじゃない！
兄も次男も若くないし。弟にいたっては病気だし。
いつまででも、『でもでも』と言い続けたくなる、この切なさ。
「お前たちに顔向けできないことはしていない」と言い切っていた沈煉が、実は罪を犯してた。
そしてそのことで窮地に追い込まれた盧剣星と一川ですが、大きなショックを受けながらも、自分を訴えろという沈煉に、
「ここを離れよう」
死ぬことはない。兄弟３人仲良く暮らそうと言う兄。
しかもちょっと寂しそうな笑顔で言うのです。
兄貴ー！！！！
きっとあの後は兄弟の熱い抱擁シーンがあったハズなのに、なぜ映らないｗ
そして。
何で？
何でそこまで大事なの！？
すべてを捨てて、新しい土地でやり直そうって。
（後から家族を呼び寄せるみたいだけど、そんなことはわたしには聞こえない）
そもそも義兄弟の絆を結んだ理由って何！？
そこ、一番知りたい。
なのに、そこはスルーされているこの残念さ。
こうして北京を離れることになった３兄弟ですが、沈煉はかねてよりご執心だった朝廷公認の妓楼にいる女の子を連れていこうとします。
沈煉は彼女に指一本触れず、それでも身請けしようと金策をし、彼女もそれを受け入れる素振りをみせながら、実はこれっぽっちも沈煉のことを想っていない。
この不思議な関係はなんだろうと思っていたら、彼女は沈煉の所属する錦衣衛たちに父親を殺されていたという過去があり、沈煉を憎んでいたのでした。
しかし、二人の関係はそれだけでは終わらず。
彼女が好きだった厳家の息子を上司の命により沈煉が捕縛していたことがわかり、
彼は怪我と拷問のせいで死にかけて、それをまた沈煉が彼の頼みによって手にかけていた……という韓国ドラマもびっくりのドロドロ展開を催して、
何で沈煉ばかりこんな酷い目に遭うのか……と次男が可哀そうでなりません。
そこまで苦しむほど悪いことしてないのに。
ちょっとお金貰っただけじゃない（涙）
（一番可哀そうなのは厳家の息子なんだけど）
そして北京を離れようとする彼らでしたが、権力に執着する者たちにとって、一瞬でそれを失うことになるかもしれない彼らの存在は見過ごすことはできず、
『虫ケラ同然の存在』だからこそ、使い捨てて何が悪いと言わんばかりに、３人を追い込んでくるのでした。
何があってもいつまでも一緒。
以上！
■□■□■□■□■□
★ ここが好き ★（ネタバレ）
◆もう一組の兄弟。
丁修と一川。武芸の兄弟子と弟弟子の関係なんですが、一川の過去をネタに金をせびってきます。（盗賊が役人になって、と言われてるところから一川にはやんちゃ時代があった模様）
給料少ないなら体を売って金作れと言い、最後には金のために一川の命を狙ってくるいじめっ子な兄なのですが、
弟の命を奪う寸前、「お前を殺したら、オレは一人ぼっちになるな……」とその手を止めるのです。
どうせ金づるがいなくなって困るって思ってるんでしょ！と憤慨していたんですが、
ラストのラストで沈煉と共に再登場ｗｗｗｗ
弟の戦いに決着がついたその時、すべてを葬り去ろうとした 趙靖忠の手の者により命を狙われた丁修でしたが、一川が身を挺して丁修を守っていたのでした。
弟のために、と沈煉と手を組んだ丁修。
７、８人相手に一人で戦っていた悪い兄ですが、全員返り討ち。
それまで、義兄弟で頭がいっぱいだったのに、丁修アニキが全部持っていきました。
強すぎるでしょｗ そしてアフターケアまで……。
実はできる男！？
何でグレてるの？
まさかカワイイ弟取られた腹いせｗｗｗ （そんなわけない）
◆縫物
長兄、繕いものしてました。
お兄ちゃんなんでもできるのかな。ステキ。
だから女の影がないのか。
★ ここが気になる ★
◆魏忠賢
この魏忠賢、前政権で権力を欲しいままにしていただけあって、人の心に付け入る駆け引きがめちゃくちゃ上手い。
一番上まで登りつめたのも、沈煉が金を手にしてしまったのもわかるなあと思わせてくれる、悪役なのに気になってしかたがない人でした。
（調べてみたら実在の人物でコワ～イ、悪い人物だったとありました。媚びへつらいが上手く、驚異的な記憶力の持ち主だったそうです。Wikiより）
中国の歴史、人物についての知識があったらもっと面白かったんだろうなー！
◆魏忠賢の手下
一人女性がいたのですが、いつも隣にいて片腕の様なのに特に説明もなく、あの人の立ち位置はなんだったんだろう……。
いっそ、盧剣星兄と関わりのある女子とかだったらよかったのに。
だって兄だけ女子の影がない……。（気になる）
◆一番知りたい。
義兄弟の契りはなぜ、どこでどうやって結ばれたのか教えてください。（涙）
韓国映画ばかり見てるから漢字の名前が難しくて大変でした。
今日もお読みくださってありがとうございました（＊´∇｀＊）
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