D.Live田中洋輔『こどもが夢を目指せる社会を創る』
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賢い子どもに育てる魔法の質問

$D.Live田中洋輔『こどもが夢を目指せる社会を創る』



小学校の子どもたちと接しているとクラスによってカラーが全く違うことに気がつきます。

若い男の先生がいるクラスはみんな明るく、ベテランの女性が担任のところはしっかりものが多くいます。


「どうして、ベテラン先生のクラスにいる子どもたちは、こんなにしっかりしているだろう?」

そう思って先生の言動をよく観察していました。


すると1つのことがわかりました。

子どもと接するときに必ず「どう思う?」と聞くのです。


たとえば叱るときには、「○○くん、今こんなんしていたけど、どう思う?」といったように、常に子どもたちに考えさせる問いかけをしていました。


はっきり言うとこの対応は大変です。
根気がいります。


叱るときなどは、つい頭ごなしに言ってしまうと思います。

しかし、この問いかけをすることで2つの良いことがあります。



聞いてもらえているという安心感


話をじっくり聞くことで、「受け止めてもらえてる」と子どもたちは感じます。

これは自己肯定感(自尊感情)を高めるといった意味でも非常に重要になります。

自己肯定感とは、簡単にいうと”包み込まれている感覚”です。

この感覚を育むことで子どもたちは、自分に自信を持つことができます。



自分で考える機会


「どう思う?」と聞けば、必ず自分の言葉で答えないといけません。

たとえ言い訳であろうと、筋道を立てて話そうとします。


考える機会を作っていくことで、自然に論理的思考能力が育まれ、勉強だけでない地頭が賢い子どもに育ちます。


実際に、観察していた先生のクラスにいた子どもたちは、友達が騒いでいて注意をするときでも、「今、しゃべってるところやから静かにしよ」と、必ず理由を添えて話していました。



まとめ


子どもたちに考えさせる問いかけをすることで、優秀な子どもに育てることができると僕は思っています。


「どう思う」以外にも、「どうして?」「なぜ?」「それで?」などの言葉を使い、子どもたちの話をじっくり聞いてあげてください。


毎日は大変かも知れないので、叱るときだけ、食事のときだけと決めてやってみると続きやすいかも知れません。


忙しいときに、子どもたちの話をゆっくり聞く余裕はなかなか取れないと思いますが、時間を見つけてやっていただければと思います。



どうすれば、子どもが夢を見つけられるの?

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やりたいこと、夢を見つけることは難しいです。
夢を持って生きている人のほうが少ないと思いますし、ある意味当然だと思います。

今日は、どうすれば”夢を見つけられるか”について書かせていただきます。


必要なのは、知識


将来就きたい仕事で子どもたちが言うのは、知っている仕事です。

しかし、世の中にはありとあらゆる仕事があります。
何千という仕事があり、働いている人たちそれぞれには違った生き方があります。

いろいろな人生を知ることで、僕は将来を広く考える機会になると考えています。

歴史上の人物からも生き方を学べます。
商店街のおじさんからも学べます。

様々な本を読み、人と話し、勉強することで人生に関する知識をつけることができます。


経験がないと好きなことはわからない


ただ、知識を得ただけでは意味がありません。

同時に必要なのは、“経験”です。
実際にやってみること。


人間、得意なことや好きなことはやってみないとわかりません。

ラーメンで好きな味がとんこつか醤油、塩のどれかがわかっているのは、食べたことがあるからです。


そのためにも、いろいろなことを経験する必要があります。
体験してやってみた1つ1つが子どもたちの血となり肉となり、将来を考える素材になります。


知識と経験の2つが大切


知識と経験、この2つが併せ持ってはじめてやりたいことを見つける作業に入れます。

ケーキを作ったら楽しかった。ケーキを作る仕事があるみたい。じゃあ、ケーキ屋さんになろう。
道を聞かれて、案内したら「ありがとう」と言われた。嬉しい。じゃあ、旅行会社で働こう。

そんな単純ではないですが、こういうように知識と経験を繋げることで将来を考えられます。

更に、多くの生き方を知っていたら、
「ケーキ職人でパリに修行に行く人もいるみたいだ。じゃあ、私もフランス語が話せるほうがいいかな」
と思うこともあるでしょう。



まとめ

大学生でも、知っている仕事の数は多くありません。
生き方もそれほど知っていません。

だからこそ、子どものうちから学んでおくべきだと思っています。
就活とか目先のことではなくて、自分の将来を楽しく考えるためにも必要だと考えています。


ぜひ、お子さんに様々な経験をさせてあげてください。
知識が得られる機会を多くつくってあげてください。


学校ではなくても、社会見学へ行ける工場も多くあります。
テレビの番組観覧や里山で竹を切る経験などもできます。

知識を得るためにはマンガの偉人伝、テレビの情熱大陸やプロフェッショナルなどもオススメです。


そうやって多くのことを経験し、知識を得ることができれば自然にやりたいことや夢も見つかるし、見つからなかったとしても探すときに必ずヒントになります。


本を読む子どもに育てるためにできること

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イベントなどで多くの子どもたちと接している中で、”頭いいな”と感じる子は例外なく本を良く読んでいます。

「本を読む=賢い」ということはありませんが、本を読むことは非常に大切だと感じています。

そのために、親御さんにしていただきたいことは1つです。


本を読む環境を作る



今まであまり本を読まなかった子に対して、「本を読みなさい」と言っても読むはずありません。

まずは、本を読む環境を作ってください。
そうすれば自然に本を読むようになります。


本を読む環境を作るために


・家族がよく本を読む
・本屋さんへ連れて行く
・図書館へ連れて行く
・部屋に本がたくさんある


いくつか本を読む環境を作るための方法をあげました。

家族が本を読んでいたり、周りに本があると自然に子どもは読書するようになります。

私の家では、休みの日にはよく図書館へ行っていました。
図書館へ行くとやることもないので、おもしろそうな本を探すようになります。
すると、パラパラ読むようになり、読書の習慣がついてきます。

絵本などは、子どもが大きくなると譲ってくれる人もいるのでそういうかたを探すのも手です。


本を読めばどうなるの?



・興味・関心が広くなる

本を読むことで様々なことを知ることができます。
すると、さらに疑問が湧いてきたり、他のことに関心を持つようになります。


・知識を使って現実に応用ができる

得た知識をただの暗記として頭の中に入れるのではなく、
それを応用して目の前のことを考えられるようになります。


・まなぶことが楽しくなる

読書は、知的好奇心を刺激します。
強制的に覚えさせられるのではなく、自ら「知りたい」と思うようになります。



どんな本が良いのか?

読む習慣をつけることが大事なので、取っかかりはどんなものでも良いと思います。

たとえ漫画でも、読書にはかわりありません。
写真が多い図鑑や雑誌、子どもたちが関心持ちそうなもので構いません。

また、読んで面白くなかったら途中でやめても問題ありません。
面白くない本を無理に読んで読書が嫌になるよりも、本を読むことが”楽しい”と思えるほうが大切です。



まとめ

”本を読むようにしよう”と思うのではなく、”本に触れてもらおう”というくらいの気持ちが良いです。

そして、親御さんもぜひ今まで以上に本を読むようにしてみてください。
お子さんが読んでいる漫画を借りることで共通の話題を作ることもできます。


まずは、子どもたちの周りに本がある環境を作ることからはじめてみてください。


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