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褒めるとナマケモノの子どもになる?



$D.Live田中洋輔『こどもが夢を目指せる社会を創る』


子育てでよく

「褒めましょう」

と言われます。


しかし、
実は 褒めることによって弊害がある らしいのです。



コロンビア大学の クラウディア・ミューラーとキャロル・デュエック
1990年代の終わりにほめることについての大規模な実験をおこないました。

まず始めにパズルをさせ、片方のグループの子は出来たことに対して褒め、
もう片方にはなにも言わずに、どういう変化が起こるか調査しました。

次の実験で、
子どもたちは2つの課題の片方を選ぶように言われました。
1つ(A)は、非常に難しく問題が解けないかもしれない。でも、やりがいはある。
もう1つ(B)は、Aよりもずっとやさしく、すらすら解ける課題。

すると前のテストで褒められた子どもの約65%が簡単なほうを選びました。

最後に、さらに難しい課題をさせたあとに簡単な問題を解かせたところ
頭がいいと褒められた子どもたちのほうが、
何も言われなかった子どもたちより、 はるかに点数が低かったのです。


実験をした ミューラーとデュエック によると、

『頭がいいと褒められた子どもは、気分はよくなるが、同時に失敗を恐れるようになる。
また、頭がいいと言われた場合、自分は頑張らなくてもよく出来ると思いがちである。
そのため必要な努力をしなくなり、結果としてよけい失敗する割合が高くなる。
そして不幸にして実際に悪い成績をとると、子どもは完全にやる気をなくし、無力感に襲われる。
低い点数を目にして、自分は言われたほど頭がいいわけではない、自分には能力がないと思ってしまうのだ』


とのこと。

また、この実験では
頭の良さではなく、一生懸命やった努力を褒めることも行われた。

すると彼らは、次の実験で難しい問題にもチャレンジし、
最後に行った簡単な問題では、前回よりも成績がよくなった。



この結果から、
努力に対する褒め言葉と能力に対する褒め言葉の違いがはっきりと見てとれます。

ミューラーとデュエック は、

『努力を褒められた子どもは、
結果がどうなろうとも、失敗を恐れずやってみようと思うようになる。
なにかを学び取ろうとする意欲が、悪い点に対する恐れより大きいため、
やさしい問題よりやりがいのある問題を選びたがる。
また当然、努力もするため、成功の可能性も高まる


と言っています。



以上のことからわかるように、
なんでもかんでも褒めるだけではダメということです。
(いや、むしろ弊害になりかねません)


努力や集中力、時間の使い方などをほめるのが効果的です。



「前出来なかったのに、ここが出来るようになったね」

「難しいのに、よく我慢して出来たね」

「この前よりも、集中して取り組めていたね」


などと声をかけると、より一層子どもは努力します。


これは、生活などでも応用が出来ます。

お箸の持ち方、片付けなどで
注意することがあると思います。

それが、次のときに出来ていたら
ぜひ褒めてあげてください。

「当たり前のことだし。。。」 と思ってしまうかも知れません。

けれど、そこで褒めるか褒めないかで子どもの態度は変わります。
『見ててくれるんだ』という安心感にも繋がります。


<教訓>

結果を褒めるのではなく、経過を褒める

親子の交流が気軽に出来る方法

親子の交流は、努力ではなく仕組みでおこなう

普段、働くお母さんの方々と接することも多々ありますが
「どれだけの仕事量をこなしているのだ?」と 感心 してしまいます。

仕事、家事、子育てと
多くのタスクをこなさなくてはならない。

自尊感情を育むためにも、
「子どもの話を親身になって聞く」 とか
「全てを受け入れる」 という話がありますが
そんな余裕なくて当たり前だと思います。

じゃあ、 ”子どもをほっとけ” ということかというと
そうではありません。

必要なのは、ツール!

仕組みです。

簡単なもので言えば 交換ノート

誰でも一度は使ったことがあると思います。

思春期の子どもたちは、親と話すことはあまりしません。
特に、 本音の部分 は隠します。

そういうとき、
「どう?」って聞くよりも
自分が思春期のときに悩んでいた話をする など
先に心を開くことが先決です。

そして、悩みを聞いても
決して アドバイス をしてはいけません。

ただ、ただ聞くのです
「あるがままを受け入れる」というのは
交換日記など会話でないときでも可能です。

ツールなどを使って、
楽しく交流を取れればいいんじゃないかと思います。


販促会議賞という宣伝会議が主催するアイデアコンテストに
親子の交流をテーマにしたもの
(「親子で朝日新聞を読みたくなる」プロモーションアイデア)がありました。

こういうアイデアを使ってやってみてもいいかも知れませんね。







こどもたちになにを教えよう?


$D.Live田中洋輔『こどもが夢を目指せる社会を創る』

こんにちは。

昨日は、
児童養護施設のボランティアメンバーと定例の会議でした。

施設の子どもたちは、
高校卒業と同時に施設を旅立ちます。
そのため、
「どうやったらこどもたちは、自立するのか?」
「どうすれば、卒業後も困ることないような武器を身に付けさせられるか?」
を考えました。


今、中学1年生の子どもに勉強を教えています。
彼らは、5教科で200点前後の成績。
施設では、比較的優秀なほうです。

しかし、勉強は好きではなく
集中力もあまりありません。

そんな彼らに、なにを与えることが必要なのか?
といつも自問自答しています。

「ひたすら勉強を教えること?」
「コミュニケーションを取って、話を聞いてあげること?」
「夢や目標を見つけるために、様々な仕事を教えること?」


施設の職員さんに比べれば、
僕たちが出来ることなんて微々たるものです。
でも、折角やっているんだから
なにか役に立てればと思っています。

自分で考えていてもなかなか答えは見えてきません。
だから、

「どんなことしたい?」
「どういうことしたい?」



そんなことを直接、彼らに聞いてみようと思います。
自分でコミットさせ、それをサポートしていきます。


彼らの人生にとって
"いいキッカケ"になるように力を尽くしていきます。