こどもには、自慢話をする!

"本気で生きている人たちに囲まれると
本気で生きてみたくなります。
毎日楽しそうに仕事をしている大人たちを見ると
自分も早くそういう大人になりたいと思うようになります。"
冒頭のことばは、
「賢者の書」「上京物語」「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」
などの著書を持つ喜多川泰さんがブログで書かれていました。
喜多川さんは、聡明舎というをされています。
そこの生徒のこどもたちは、
「聡明舎の先生になりたいっ!」
と、言うそうです。
”塾の先生”ではなく、
”聡明舎の先生”です!
聡明舎の先生たちは、いつも本気で、
すごく楽しそうに授業をしているそうです。
その背中に憧れ、こどもたちは
「あんな人になりたい!!!」
と思い、そう言うのだと思います。
喜多川さんは、執筆のほかにも
講演にも多く呼ばれます。
その話もこどもたちにすると言います。
「タダで北海道や沖縄にも行けて、おいしいものも食べれる!」
そんな、自慢話をこどもたちに語るそうです。
「いいなー、そんなんなりたい!」
そう思ってもらうために、
大人になったら良いことあるでーってことを伝えてる
と、講演でおっしゃっていました。
(以前、講演会へ行ったときのメモです→http://goo.gl/Ixcb)
こどもたちが
「塾の先生になりたい!」と言うと、
両親のかたたちは怪訝な顔をするそうです。
もっと大きな夢を持ってよ
と思うのでしょう。
しかし、
僕はそれでいいと思うのです。
未来に希望を持ち、
そのために今、なにかを頑張る!
こんな風になりたい
そんなモデルとなる大人が身近にいれば、
こどもたちは、きっとすくすくと育っていくのだと思います!
キャリア教育とテレビは同じ

キャリア教育で、必要なのは
カッコいい背中を見せることだと、前回の記事では書きました。
今日は、その続きを書きたいと思います。
僕は、キャリア教育の一番の問題は
「やったってる感」ではないかなと思っています。
どういうことかと言うと、
上から目線なのです。
「君たちに、きっと必要なんだよ。だから、やってあげているんだ」
というような。
でも、こどもたちからしたら
「別に、『やってくださいって頼んでないし。。。』」という感じです。
大人側としては、
「こどもたちの将来に必要だから」という思いを持ってやっています。
一方、こどもたちは、「おもんないし。。。」と冷めた感じです。
そこで、必要とされるのは
「サービス精神」
です。
”良薬口に苦し”と言いますが、
「苦いから、嫌やー」って言われて、
飲んでもらえなければ意味がありません。
まずは、こどもたちが
「おもしろい!」「楽しそう!」
と、興味を持ってもらうことが必要です。
興味を持って取り組んだものは、
きっと将来にもつながるはずです。
ただ単に、「こどもたちのためだから」ということだけでなく、
「どうすれば、こどもたちは楽しんでくれるか?」
を考えることも大切だと僕は思います。
「カッコいい背中をみせること」と言いましたが、
こどもたちが、
「この人、めっちゃカッコいい!すげーなー」と思えば、
いろんなことを考えるし、
中にはその人のような人生を歩みたいと思う子も出るはずです。
実際、杉並区立和田中の藤原和博さんが
工場のおじさん(ほんとはすごい人)を連れてきて
その人たちに話をしてもらったことがあります。
そこで授業を受けていた女の子は、その人に憧れ
同じ道を歩むことを決めて、
今は夢を目指して頑張っているとのことです。
たとえすごい人だとしても、
魅せ方なども考えないと、こどもたちは興味を持てません。
だからこそ、サービス精神が必要なのです。
こどもたちは、えらいもので
経歴や経験ではなく、その人を見ます。
醸しだすオーラや雰囲気で、人を吟味します。
しかし、薬と同じで
口に入れてもらわないとはじまりません。
全く興味を持たないと、吟味もなにもないのです。
すごいことをしたとか、
どこどこの社長とかではなく
「カッコいい背中」を、
魅せ方を工夫してやれば
きっとこどもたちの心に響きます。
テレビを食いついてみるように、
食い入るようにして、授業を聞くようになります。
それは、必ず彼らの将来に
ボディブローのようにきいてくるはずです。
キャリア教育で子どもが関心をしめすには?

昨日は、キャリア教育には
こどもたちが参加する必然性がないために
思ったような効果が得られていないのではないか。
ということを書きました。
僕は、こどもが夢を目指すようになるための方法は
3つあると考えています。
1. 成功体験
なにかをして成功体験を積むことにより、
人に認められ、自己肯定感も高まります。
「出来た!」ということで、
ここまでは出来るというラインが上がり
自己効力感も上がります。
2. 代理経験
代理経験とは、
他者が達成している様子を見たり、知ったりすることによって、
「自分にもできそうだ」と予期することです。
成功した人の話を聞く、また「情熱大陸」や「龍馬伝」を見ることも
ここに入ると思います。
「こんな苦労をして、ここまできてるんだ。
僕にも出来ないはずは、ない!」と思えるキッカケが大切です。
3. 環境
毎年、高校野球で甲子園に行っている学校と
万年、1回戦負けの学校では意識が違います。
前者は、
「甲子園行くのは当たり前。毎日素振り500回するのは当然」
後者は、
「甲子園なんか夢のまた夢。素振り100回くらいすればいいかな」
甲子園当然と思っている環境と、
甲子園になんか行けないと思っている環境では全く違います。
前者は、素振り500回は努力のうちに入りません。
しかし、後者では「すごい努力した」というふうになります。
まわりの当たり前が、自分の当たり前(常識)になります。
だからこそ、環境が大事なのです。
(家庭環境も含まれます)
キャリア教育では、
代理経験が比較的多いような気がします。
しかし、「ここまで出来る」という自分のラインが低ければ
いくらすごい人の話を聞いたとしても、「いや、無理無理」ってなってしまいます。
将来の夢や目標などは、
そもそも誰かに与えられるものではなく、
自分で見つけるべきものだと思います。
ただ、それでは、見つけられる子と見つけられない子が出てくる。
それは、家庭環境などが大きく作用してしまいます。
では、どうすればいいのか?
僕は、「カッコいい背中を見せること」
だと思います。
(続きは、明日)