セレッソ大阪に復帰の噂のある名伯楽クルピ氏の「伸ばす力 世界で輝く日本選手育成レシピ」から抜粋した。
『サッカー選手に限らず、日本のすべての若者に、何でもいいから大きな「夢」を持ってもらいたい。そして、その「夢」を常に膨らませながら、実現へ向けて、一歩一歩、地道な努力を続けていってほしい。
その場合、周囲の人々の理解を得ながら歩んでいくことができれば理想的だ。しかし、仮に周囲の理解が得られない場合でも、自らの信念を貫く強さが必要だろう。
ひょっとしたら、努力を続ける過程で「夢」の中身が変わることがあるかもしれない。たとえば、プロのサッカー選手を目指していた少年が不幸にも大きな怪我をして選手生命が絶たれてしまったら、今度は別の「夢」を探すことになるだろう。あるいは、ある日突然、自分には全く別の適性があることに気がついて、方向転換をしようと思うかもしれない。
それはそれでかまわない。また、仮に「夢」を実現できなかった場合でも、努力した過程は無駄にはならない。なぜなら、それによって多くのことを学んだはずだし、今度は別の「夢」に向かって同じような努力をしていけばいいのだから。
誰もが確固たる「夢」を持ち、その実現に向かってひたむきに努力する。周囲もそれを温かく見守り、励ます――何と素晴らしい社会だろうか。
そのような社会には、他人と接触することを嫌って「引きこもり」になる人はいないだろうし、無気力に毎日を過ごす人もいないだろう。おそらく、自殺する人もいないのではないだろうか。』
この前唐突に「コーチって仕事なにしているの?」と聞かれたのでこう答えてやった。
「夢を売っているよ」
こんな仕事、楽しみしかないな。
