こんにちは。川村義之です。
手技に、浸透する力を使いながら、自分の体も、ゆるめて、ほぐすことができます。
肩、肘、腰への負担を減らし、手技を使うときの、整体師の疲労を、軽くすることができます。
手技に使う筋力を、極めて少なくしながら、生み出す力を、強くすることができます。
整体師Ａさまの、中級第６回目の様子を、ご紹介します。
中級第６回目は、体を、螺旋状に連動させる身体操作を、お教えしました。
先に、体幹を、縦に、Ｓ字状に波打たせる、ムチミの動きを、復習しました。
向かい合って立つ相手が、上向きに差し出した右手に、自分の左手を乗せます。
呼気を一致させて、体幹を、縦に、Ｓ字状に波打たせます。
左手を、相手の右手に、フェザータッチで触れさせたまま、浸透する力で、相手を、座り込ませることができました。
「いやあ、楽しいです！楽しいですよ！」
腕力を使ったのでは、ましてや、左手１本だけでは、相手を、座らせることなど、できません。
「接触点で、何もしないというのが、一番の課題ですよね！」
ムチミの動きは、下方向だけでなく、上方向にも、強くて、しかも浸透する力を、生み出すことができます。
左手刀を、胸の高さに掲げ、相手に、振り上げられないように、横から、両手で押さえられます。
手先から、先に動かないことに留意して、体幹を、縦に、Ｓ字状に波打たせます。
ムチミの動きを、始めた瞬間、相手を、跳ねのけながら、左手を、振り上げることができました。
ここでも、浸透する力で、上から押さえる相手の手を、強く押さずに、相手を、跳ねのけることができました。
こうして、ムチミによって、浸透する力を、上下方向に発揮できることを、確認することができました。
体を、螺旋状に連動させることで、浸透する力を、水平方向に、発揮することができます。
螺旋状の連動は、片方の足から、スタートさせます。
丸いものを、抱えるように構え、站トウ功の体勢で、練習しました。
右足から、右膝までで、内向き、すなわち、左方向の動きを、生み出します。
右膝から、臍下丹田、中丹田と、弧を描く、往復運動を、伝えます。
右足から、螺旋状に動きを伝え、自動的に、両腕を、左に振ることができました。
螺旋状に、連動させることで、動くのと同時に、体幹を、自分でほぐすことにもなります。
左手を、相手に両手でつかまれ、左に動かせないように、押さえられます。
左腕の力で、相手の両手を、引っ張っても、相手を、動かすことはできません。
体幹を、体軸回転させても、相手の抵抗に負けて、動けなくなってしまいます。
螺旋状の動きを、左手に伝えると、相手を、背中から動かして、左に、投げ飛ばすことができました。
相手の両手を引っ張らず、背中から動かしたということは、浸透する力を、使うことができたということです。
今度は、左手を、相手に右側から、右に動かせないように、両手で押さえられます。
左足から、右方向に、螺旋状の動きを伝えると、左手を、右に動かすときに、浸透する力を、使うことができます。
左手をつかむ相手を、螺旋状の身体操作で、背中から動かして、右に吹っ飛ばすことができました。
こうした、螺旋状の連動を使うとき、相手の両手との、接触点に、強い力を、感じさせません。
接触点を、圧迫することなく、力を、相手の体の、深いところまで、瞬時に伝えることができまたんですね。
「確かに、全然、がんばってないですよね！直接、比較すると、よくわかります！」
こうして、上下はもちろん、左右にも、相手の体に、浸透する力を、生み出すことができたんですね。
手技を施した際の、お客さまとの一体感を、強くし、満足度を、上げることができます。
２つの丹田を、連動させて、手技の力を、深くまで伝えて、効果を上げることができます。
あらゆる方向への、手技の感触を、心地よいものにしながら、自分自身も、ラクに動くことができるんですね。
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