西和賀日記661回「バスを利用し山歩き」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

  ★後半にマムシの画像が出ます★

 

おでかけバスで行っておでかけバスで帰る山歩きをやりたいと常々思っています。

きょうは高畑登山口から高下岳に登り、和賀岳・高下岳登山口に降りるルートを試してみました。

 

 

7時25分ごろ家の前を通る町営おでかけバスに乗車(100円)

手を挙げれば止まってくれます。

 

 

7時50分に大荒沢の高畑登山口入り口で降ろしてもらいました。

なんでだか、降りると同時にものすごい雨になり、木の下でしばらく雨宿りしました。

 

 

雨があがり、一直線の舗装道路から歩き始めます。

 

 

未舗装の林道も少し行けば一直線になるのがここの特徴です。

ほぼ平らで真っすぐで広くてガケがない、立派な林道です。

1時間歩いて高畑登山口に着きました。

 

 

時折雨が強くなり、ブナの幹がうっとりとさせてくれました。

樹幹流です。

なめらかなブナの幹を雨水が覆いながら流れ落ちるのです。

雨のブナの森の密かな劇場です。

何本ものなまめかしいブナの木に見とれました。

 

 

ブナ象くんも樹幹流を受けてうれしそうでした。

高下岳南峰には2時間15分で着きました。

平地は晴れだったようですが、山の上は強風時々土砂降りで、西正面の和賀岳はガスの中でした。

 

 

南峰から尾根を南に降りていくとダケカンバの巨木が2本あります。

その2本目(南)の大きな枝が折れて登山道に倒れ込んでいました。

葉の枯れ具合から見て折れてから2週間くらい経っているようでした。

 

 

さらに下って、和賀岳に向かう登山道との分岐に降りました。

ここから和賀岳・高下岳登山口に下山したのが高畑登山口から4時間40分でした。

 

 

高下林道をひたすら歩きます。

去年7月の大雨の崩落現場の近くで、危うくマムシを踏んづけそうになりました。

登山道の真ん中にじっとしていたんです。

鎌首を上げて警戒している様子。

静夫さんだったら平気で捕まえるのでしょうが、僕は写真を撮るだけでも冷や汗ものでした。

 

 

7時50分にバスを降りて15時50分にバスを待つ県道にたどり着きました。

距離21キロ(林道部分11キロ)、8時間の道のりでした。

県道1号沿いの「ふるさとハウス」でしばしバス待ちしました。

ドメキじっさまがトマトに砂糖をたんまりかけたのを食べろと言いました。

トマトは塩じゃないの? 

「ごはんさも砂糖いっぺえかけて混ぜてかっこんだもんだ」

トマトを砂糖で食べる文化が西和賀にあると聞いていましたが、ついにその現場に直面することになりました。

食べてみると、3切れ目あたりから慣れてきて、勧められるままに全部いただきました。

 

 

88歳ドメキじっさまに見送られて、盛岡まで行っていたおでかけバス(山伏線)に乗車しました。

行きも帰りも家の前での乗降です、便利ですね(都会では考えられないでしょう⁉)

林道歩きが長いのがちょっと難点ですが、今度は天気がいい日を選んで再トライしたいと思います。 (7月22日)