西和賀日記575回「江釣子古墳群を見る」(北上線シリーズ①) | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

【JR北上線ハイキング第1弾:江釣子駅①】

北上線の中でも、何かいろいろありそうだな…と興味を引くのが江釣子駅です。

「えづりこ」と読みます(僕は長年「えつりこ」と覚えておりました)

 

 

8:42ほっとゆだ駅~9:19江釣子駅(片道590円)

駅を出ると、イラストの散策マップがわくわくさせてくれます。

 

 

旧道(平和街道)を東に歩き、五条丸バス停を右に折れて江釣子古墳群を目指しました。

東北道をくぐると、道の両側に小さな看板で表示された古墳が次々と現れます。

猫谷地古墳群でした。

国指定史跡の江釣子古墳群には八幡・猫谷地・五条丸・長沼の4つの古墳群があるそうです。

このうち長沼(藤根駅下車)以外がこのあたりにあります。

古墳時代末期から奈良時代初期とのこと。

 

 

大きなパン屋さんや八幡神社の先に広々とした公園がありました。

カムイ・ヘチリコホ(アイヌ語で「神々の遊び場」との意味だそうです)との名称です。

江釣子の地名の由来だと説明板に書いてありました。

 

 

八幡古墳群が杉木立の中に点在しています。

どれも小さくて低いので表示がないと気づかないほどです。

 

 

桜が満開でした。

昼どきの芝生の公園には親子連れがいっぱい。

隣の牛肉レストランに向かおうとしたら、ポケットの中の財布に「何考えてんだおめぇ!」と怒られました。

10分ほど歩いてコンビニで花見の定番を買いました。

 

 

さっきのパン屋さんが気になりました。

石窯パン工房Michelという店です。

店内はレジに並ぶ長い列ができていました。

昼前のスーパーオセン並みの混雑ぶり!

行列は苦手なんですが、ここは勇気を振り絞って…

 

 

種類豊富で目移りしながらピロシキ、半熟たまごベーコンエッグ、彩アヒージョを選びました。

二日酔いのももひきおじさん(ゆうべ飲み会だったし西和賀の朝はまだ寒い)、なんだか都会に出てきたような気分がしましたよ。

 

 

東北道をくぐり、東北自然歩道「古墳と湧水のみち」を歩きました。

(すず)と呼ばれる湧水がたくさんあり、どれにも名前があります。

すず巡りをするのも楽しいでしょう。

すぐ南には和賀川が流れています。

すずの細流に比べれば和賀川は大河です。

 

 

これは家慶(かけ)のすず。

樹齢300年以上というカツラの根元に湧いています。

すずマップも設置されていました。

 

 

高台に上がり、江釣子神社の広場でひとり花見と決め込みました。

初夏のような暑さですが、そよ風に花びらが舞って心地よく、江釣子野球場から聞こえてくる若さあふれる女性アナウンスが元気をくれました。

江釣子のパンで花見なんて、ちょっとシャレた思い出になりました。

 

 

13:49江釣子駅~14:26ほっとゆだ駅。

行きも帰りも町営おでかけバス(1回100円)利用です。

ところで、北上市立中央図書館で借りた「北上・和賀地区ガイドブック」(岩手高齢者大学北上校同窓会平成14年度役員会編集)を北上線散策の参考にしているのですが、その中で紹介されている江釣子史跡センターは、今はもうないのでしょうか。

情報が古過ぎるのかなぁ。

あとで調べておきましょう。 (4月14日)