西和賀日記576回「雪の記憶は消えない」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

きのうの陽気でついに庭先の雪がすべて消えました。

 

 

あとは屋根から落ちて山になっていた雪が消えかけながら、あちこちに散見されるだけです。

この冬の雪の少なさは記録的のようです。

それでも、雪の記憶は消えずに心の中に残るものです。

 

 

これは4月1日に雫石町南畑の県道1号と雫石広域農道の信号機のある交差点から、ほんの一瞬だけ見える根菅(ねすが)岳を撮った写真です。

以前、御所湖畔からの根菅岳を紹介しましたが、これはたぶん一番近い平地から見える根菅岳だと思います。

 

 

ズームで撮るとこのように見えました。

車で走る道ですから、よほど関心がないと視線を向けることはないでしょう。

 

 

これは2月18日に大荒沢岳付近から撮った根菅岳。

真昼山地北部の秀峰が雪をまとって青空に映える姿は、登山者だけが享受できる景観の極みです。

 

 

初めて登った羽後朝日岳から見た西和賀町を代表する山、和賀岳の重厚な山容(上の写真と同じ日)

 

 

忘れられないウサギの足跡は3月27日の高下岳の山頂です。

左の足跡は山頂に向かい、右の足跡は山頂から降りてきたものです。

食べるものなんか何もなさそうな、こんなところをウサギは何の目的で登ったのか…。

山のてっぺんから何を見たのか…。

 

 

家の近くを歩くキツネの姿も忘れられません(3月10日)

ちっとも珍しくない相手ですけど、雪原を自由な意思で行動する動物の様子は冬の貴重なワンシーンだと思い目を凝らしました。

 

 

雪が消え去った感傷にふけってばかりもいられません。

きょうは春の交通安全運動の一環で、地区内の小学生の登校見守り当番でした。

今年から当番の一員になり、初めて沿道に立ちました。

といっても、5分も経たないうちにスクールバスがやってきて「いってらっしゃ~い!」でおしまいでした。

 

 

西和賀の桜はまだつぼみです。

盛岡は満開だというのに、西和賀は札幌と同じ時期なんです。

去年「何を大げさな…」と思っていたら、ホントに札幌と同じ時期だったので恐れ入ったのを思い出します。

写真は旧沢内第一小の桜。

去年ここで一人花見をしたので、今年も満開はいつごろか楽しみにしています。 (4月15日)

 

 ※前回「江釣子古墳群を見る」で江釣子史跡センターがわからなかった話を書いたら、さっそくコメントをいただき、きのう歩いたすぐそばに北上市江釣子史跡センターとして開館していることを確認できました。次の散策の時に訪ねたいと思います。