西和賀日記381回「正体見たり鬼フスベ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

前々回ブログで書いたオニフスベという奇妙なキノコ。

きょう、その正体を目撃しました。

 

 

山菜やキノコに詳しいオバラさんに教わった場所に行くと、道端に白いものが…

ここは真昼温泉に車で毎日通う道なんです。

言われなければ、白いボールが落ちているとしか思えません。

 

 

バレーボールに形も色も大きさもそっくりです。

 

 

石突らしき部分はありますが、ただ地面に置かれているような感じでした。

 

 

上の写真が土曜日に届いたオニフスベ(採取者はオバラさんだそうです)

同じザルに置いたきょうのオニフスベが下の写真です。

きょうのは直径23センチありました。

 

 

🐾 ニャンニャンだ、これは! またげにゃいぞ!

 

マサルさんに見せたら「この前のは食べてどうだった?」というので「このとおり何ともない」とこたえると「そんじゃぁ少しもらうわ」と3分の1くらい持っていきました。

マサルさんちのことですから、きっとおいしい料理になったことでしょう。

 

 

木綿豆腐みたいなので、サイコロ状に切って麻婆豆腐風にしてみました。

 

 

オニフスベとブナシメジ少々を油で炒めます。

 

 

オニフスベは炒めると縮みます。

もう少し大きめに切った方がよかったなぁ。

麻婆豆腐の素を加えます。

 

 

見た目は麻婆豆腐です。

オニフスベのさわやかな香りが引き立っておりました。

豆腐の替わりではなく、初めから「麻婆鬼フスベ」という料理だと思って食べれば、これはこれでなかなかの一品です。

オニフスベはどんな料理にも変身するユーティリティーなキノコと言えるかもしれません。 (9月18日)