西和賀日記380回「アメリカ風本屋さん」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

西和賀町から近い都市部はどこか?

盛岡、北上、横手が三本指です。

一番近いのは秋田県横手市ですが、同じ岩手県内なら北上市です。

車で1時間近くかかります。

 

 

その北上市にスマホで書店を探したら「ブックス アメリカン」という店が出たのです。

おととい行ってみました。

したらば、なんだか雰囲気がその辺と違います。

 

 

アメリカみたいな商店街なのです。

 

 

広い駐車場の真ん中には観覧車があるではありませんか。

ならば…と行ってみると、誰もいなくて乗れませんでした。

 

 

帰り道、すぐに農山村が広がりほっとしました。

僕は、まったくホントに都市というものが嫌いになっております。

 

 

買った本は田中康弘「日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?」(ヤマケイ文庫)

今年6月初版発行の本です。

その本文1行目から衝撃的な文章を読むことになりました。

「イノシシの北限は年々伸び、最近では栗駒山の秋田県側で捕獲された例がある。この時はちょっとしたニュースになったが、どうやって豪雪の栗駒を越えてきたのかは謎のままだ」

 

 

ならば、この8月に我々が解体したイノシシは、もっと北ということ。

この文章の初出は2014年と9年前なので、この間にイノシシの分布は北に伸びたと思われます。

現在の北限がどこかはいずれにせよ、西和賀がイノシシ分布史の1ページを記したことは事実のようです。

 

 

「山の神」神社の祭礼の直会(なおらい)に出たヒグマの煮込み。

リョウイチさんの手料理です。

北海道の熊です。

西和賀では最近も農家の米倉庫のシャッターを上げて熊が侵入した出来事がありました。

捕獲できれば、熊肉にありつけるかもしれません。 (9月17日)