西和賀日記365回「ミステリーサークル」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

炎天下、田んぼの草刈りをしていたソウさんが不思議なものを見つけました。

きれいに伸びた稲の列にくっきりと穴があいているのです。

 

 

規模は小さいけど、よくヨーロッパで話題になるミステリーサークルみたいな形です。

 

 

のぞいてみると、右回りに稲が倒れています。

ソウさんの見立てでは、熊の仕業だろうとのこと。

 

 

クマは稲穂も食べるそうですから、前脚の爪でこそいで食べたのかもしれません。

そのくらい、今年の稲の育ちは早いのだそうです。

晴天続きだからです。

 

 

ミステリー熊サークルはいくつかありました。

 

 

一面に白い花を咲かせているソバ畑にも侵入した痕跡があります。

 

 

「カズヒサさんとこの栗がまだ食べごろじゃないんで田んぼに脚を向けたんじゃないかな」

熊の心理に詳しいソウさんの推理です。

 

 

田んぼは西の山に接しています。

西の山には熊が棲んでいますから、食事に出てくるのは当然といえば当然です。

人家に近いところまで熊が行動するのは、西和賀では普通のことです。 (8月31日)