西和賀日記171回「エナガや鹿のランチ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

西和賀は5日ぶりの青空が広がりました。

 

 

雪景色は青空の下でより映えます。

ロータリー除雪車がつくった雪の山から僕んちを撮りました。

 

 

カンジキをはいて内ノ沢の氷柱を見てきました。

上が今朝、下は月曜日(1月23日)の撮影。

3日間ほど寒い日が続いたのでだいぶ成長したようです。

 

 

青空は鳥たちも喜ばせるようです。

いつもよりたくさんの野鳥が森に飛び交いました。

写真はエナガ。

樹皮の裏の虫を察知したのか狙いを定めています。

次の瞬間…

 

 

小さなくちばしを樹皮の間に突き刺しました。

おいしいランチにありつけたのでしょうか。

 

真昼山地の雪深い森にクロカン・スキーで分け入りました。

ニホンジカに会えたらいいな…

 

 

思いが通じたみたいで、10頭ほどの群れに会えました。

 

若いころ奥日光で野生動物の研究者に「大雪の年はシカが大量死する」と聞いたことがあります。

戦場ヶ原にシカが侵入してきて問題になったころです。

「雪が少ないので深刻」と研究者は言っていました。

細い脚のシカは深い雪が苦手で、雪の多少によって自然淘汰が左右されるようです。

真昼山地の、こんなに深い雪の山にシカがいるのは驚きです。

 

 

僕に気付いたようで、シカたちは山の奥に逃げていきました。

彼らのランチタイムをじゃましてしまったようです。

 

 

雌のシカが夢中になっていた木の枝です。

皮をかじった跡がありました。

厳しい冬はまだまだ続きます。

彼らは春の陽射しを見ることができるのでしょうか。

 

 

きょうも雪の中でコーヒータイムです。

 

 

雪虫は、雪上運動会をしているみたいに活発ですけど、なんだか孤独そうです。

吹雪がやんだ穏やかな一日を雪遊びで過ごしました。 (1月27日)