西和賀日記166回「空腹イノシシ食事跡」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

ちょっとした新雪に淡い冬の陽射しが注ぎました。

 

 

トマキさんが除雪機で威勢よく飛ばしています。

オレも勢いつけてクロカン行ぐべがぁ…

 

 

玄関を出たところがクロカン・ハイキングの入り口です。

裏山の小栗沢に沿って雪の山に分け入りました。

 

 

針葉樹林の雪景色もいいですなぁ。

 

 

広葉樹林はさらにいいです。

風がないと夜に降った雪が枝についたままなので、一段と映えます。

 

 

まっさらな雪面に乱れたところがありました。

50メートルくらいに渡って掘っくり返されています。

足跡から、イノシシが何かを食べようとした跡だと分かります。

 

 

あの鼻で雪の下にある食べられる何かを探った跡です。

数えたら、鼻あさり跡は32もありました。

 

 

空腹だったに違いないイノシシの足跡です。

クロスカントリースキーを漕いでさらに行くと、イノシシの姿を想像できる食事跡を発見!

 

 

左の穴はイノシシが鼻であさった跡で、右の二つの穴は踏ん張った前足の跡です。

写真には写っていませんが、さらに右には開き気味に踏ん張った後ろ足の跡もありました。

 

 

西和賀でイノシシ実物を見たことはまだありません。

山に詳しい人の話では、イノシシがこのへんに入って来たのは最近のことだそうです。

山の中にいるうちはいいけど、里に出ると有害獣になってしまいます。

その足跡と並走しながら、深い雪の中で腹をすかせているであろうイノシシを思わずにはいられませんでした。 (1月22日)