気仙沼日記1024回「釜石の鉄の歴史館へ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼から三陸道で北へ1時間ほど、岩手県釜石市の「鉄の歴史館」を見てきました。





1985年(昭和60年)のオープンなのに、初めての入館でした(入館料500円) 




釜石がなぜ鉄の街なのか、よくわかる展示であります。

盛岡藩士・大島高任(たかとう)がこの地で日本初の洋式高炉を完成させたことがいかにすごいかを実感しました。





僕の仕事上のキャリアのスタートは東京・神田の鉄鋼業界新聞社でした。

日刊で、海外向けの英字紙も日刊で発行していました。

H形鋼も鋼矢板も見たことがないのに、製鉄会社や商社の記事に奮闘する毎日でありました。

テロ対策でガードが堅かった大手町の経団連会館に、若造のくせに顔パスで通っておりました。

新日鐵の稲山嘉寛が経団連会長のころです。


そんなこともあって、鉄への関心は今も残っているのです。





建物外観に三角帽子のような赤い鉄骨があるのは、高さ12メートル幅16メートルのアンモナイト化石群のレプリカが設置されているからです。

フランスから運び込まれた中生代のころの化石資料で、見ごたえがあります。





展示をじっくり見ていたので時間がなくなりました。

釜石観音がすぐそばですがあきらめました。

世界遺産の橋野鉄鉱山跡も、次の機会にとっておくことにしました。 (9月23日)