気仙沼の西隣、岩手県一関市の小梨(こなし)でキジ(♂)に会いました。
草むらで、逃げも隠れもせずに、こちらを気にしながらたたずんでおりました。
こんなにでかい鳥が、日本では身近にいるんですね。
でかいだけじゃなくて、配色が美しい。
ところで、しょっちゅうイヤな夢を見ます。
記者時代のワンシーンで、締め切りが迫っているのに、取材もできていなくて、どうしようとあせって、冷や汗かきながら目覚めるのです。
フロイトならどんな精神分析をするでしょうか。
新聞記者の世界には、こんな言い回しがあります。
キジ(記事)よりショクジ(食事)
ゲンコウ(原稿)よりケンコウ(健康)
開き直って自虐的にウサを晴らしながら、懸命に仕事するのが記者の姿でありましょう。
ボンクラ記者だった僕は、いつも「キジよりショクジ」を優先しておりましたけど。
山奥のキジを見ながら、若かったころを思い出しました。 (6月21日)