気仙沼日記737回「松舞家のバナナ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

ウチから歩いて7、8分に松舞家という食堂があります。

噂は前から聞いていました。

「バナナがついてくるんですよ」






ずうっと気になっていて、この週末、色あせたのれんをついにくぐりました。




丼ものを注文すると…

確かに、半分に切ったバナナが添えてありました。





老夫婦で切り盛りする街の食堂です。

おかあさんの話では、バナナのサービスは大震災の直後に始めたそうです。

「食べる物にも困っている人がいて、なにか栄養のあるものを一品つけたいと思っていたら、バナナがあったから。それ以来、続けているので、今さらやめられなくて…」


バナナの甘い香りがすがすがしく、ほっとするような食事のひとときでした。 (6月12日)