気仙沼日記734回「聖火を子供たちに見てほしい」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

東京五輪の聖火リレーのルートがこのほど発表されました。

宮城県は気仙沼スタートです。






復興五輪と銘打っているので、東日本大震災などの被災地を優先して走るようです。


聖火リレーの本番となる来年3月26日(福島スタート)から7月24日(東京ゴール)は、日本全国が熱くなることでしょう。




   

       (聖火の通過857市区町村を特集した読売新聞6月2日付)




前回の東京五輪の時、僕は栃木県の宇都宮市立雀宮中央小学校2年生でした。

国道4号線(当時はまだ砂利道でした)を東北から南下して東京に向かう聖火を見るため、全校生が沿道に並んで日の丸の小旗を振ったのを覚えています。


聖火ランナーの集団が風のように駆け抜けて行った道筋に、、聖火の煙がしばしの間、蜃気楼のように浮かんでいたような、おぼろげな記憶があります。


1964年(昭和39年)の東京オリンピックは、僕にとって、世界に目を向けさせてくれた、人生最初の扉が開いたイベントでした。

いろいろな外国人を見たのも初めてだし、スポーツに興味を持ったきっかけにもなりました。


2020東京五輪の開催が決まった時、大震災の後でもあったからか、反対意見やネガティブな反応をする人が少なからずいました。


僕は、自分の経験から、五輪開催は賛成です。

ぜひ子供たちに、五輪に目を向けてほしいと思っています。

日本の子供たち、とりわけ被災地の子供たちに、まずは聖火を実際に目にしてほしい。

そのあと、テレビでいいから競技をたくさん見てほしい。


そうすれば、20年後30年後の日本は、今よりきっといい国になると思うのです。 (6月5日)