気仙沼日記725回「岩手の姫神山に登る」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

43年ほど前、僕にとって初めての本格的な山登りだった岩手山から見えた姫神山(ひめかみさん、1123.8m)に登りたいと思いながら、その後の山の関心は北アルプスに移ってしまいました。


かつて心を寄せた人に会いに行くがごとく、本日ついに姫神山に登ってきました。





何て美しい山なんでしょう。


気仙沼から、三陸道~釜石道~東北道と高速をつないで3時間ほどで登山口に着きました。

1時間半で頂上に立ちました。

振り返れば、岩手山の豪快な姿が居座っておりました。





握っていったおにぎりをほおばりながら、43年前にあの頂(いただき)にいた自分に語りかけました。

「哀れで、ろくでもない人生だったぞ」

すると、こだまのように返ってきました。

「もっと哀れな人生になるぞ」





姫神山の山頂には花崗岩が折り重なっております。

浸食によって、何百メートルも低くなったのでしょう。

縄文のころの人たちは、もっと高い姫神山を見上げていたことでしょう。







今回も登山道に群生するカタクリに癒やされました。






自分が写った画像は当ブログ初公開でしょうか。

公開したことを後悔しそうでありますが。

背景の岩手山のことは、いずれ書きたいと思います。





下山後、盛岡市玉山区下田の生出谷地という所にあるユートランド姫神の温泉につかりました(600円)

西に岩手山が迫り、東に姫神山を遠望する、得も言われぬロケーションの温泉でありました。 (5月18日)