気仙沼日記451回「サンマ船の艤装風景」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

7月に入って、気仙沼港では大型サンマ船の艤装(ぎそう)作業が見られます。





乗組員が総出で集魚灯の設置作業に汗を流しています。


全国さんま棒受網漁業協同組合に所属する100トン以上の大型船の今季解禁日は8月20日だそうです。


サンマはこの2年連続の大不漁です。


春に会った「全さんま」の八木田組合長が「3年続けて不漁だったことはない。もし今年も不漁だったら、もうサンマ漁はおしまいかもね」と、半分冗談、半分本音で話していたのを思い出します。



それはともかく…





サンマ船の艤装風景は、気仙沼では湾岸道路の、こんな近くで見られるのです。

これはれっきとした観光資源です。


宮城県は、5メートルもの高さの防潮堤を造って、この風景をぶち壊そうとしています。

気仙沼市は、みすみすこの暴挙を見過ごしています。


よそ者の僕は毎日、この不条理に胸を痛めているわけですが、地元の人たちの多くも県の暴挙を非難しています。

それなのに、なぜ誰も止められないのでしょう。


被災地の七不思議のひとつです。 (7月11日)