気仙沼日記367回「南町の盛り土工事進む」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

内湾に面した南町は、かつては気仙沼で一番栄えていた繁華街です。

漁業の衰えとともに下火になっていたところを大津波が襲いました。

今は、復興工事の真っ最中です。

内湾地区ににぎわいを取り戻せとばかりに、行政も民間も頑張っています。





手前は盛り土の工事。

シートがかかっているのは、工事中の商業ビル兼公営住宅です。

商業階には主に復興商店街南町紫市場の仮設店舗で営業していた人たちが入居します。

条件が厳しい(高い)ので入居をあきらめた人も多いんです。

70代の店主が高い家賃のほかに「連帯保証20年」などという条件を付けられたら、とても踏み切れないでしょう。





盛り土工事のこちら側は復興屋台村の気仙沼横丁。

プレハブ仮設店舗で5年以上、営業してきましたが、この3月に盛り土工事のために撤去されます。

さっきのビルに入居する人もいますけど、半分以上はこの先未定です。

決めかねているのです。


素人の僕が新しい商業施設の資料を見ても、とても商売は成り立たないだろうな…と感じるような、食指を動かされることのないような条件なのです。


この2つの復興屋台は、僕の行きつけでありましたから、春以降にどうなっちゃうのか、気が気ではありません。 (1月21日)