気仙沼の魚市場は、夏のカツオも秋のサンマも不漁でした。
数量は少なくても値段が上がりますから、金額的にはトントンのようです。
冬に近付いて、メカジキが増えてきましたが、サバも旬になってきました。
行きつけの店で、おしばて(酒の肴)に焼き魚が出ました。
一見、大きな真イワシかと思いました。
アジの塩焼きかな、とも思いました。
よくよく顔を見ると、サバでした。
関東の内陸県で生まれ育った僕は、サバを丸ごと焼く習慣がありません。
サバを丸ごと焼いたのを初めて見たのは新潟県の寺泊でしたが、それは観光客向けの串焼きでした。
店の話では、生サバを箱ごと仕入れた時には、しめさばにしたり、みそ煮にしたり、開きにして焼いたり、小ぶりのものは丸ごと塩焼きにするとのことです。
魚の顔(というか魚体)を見て、どう料理するか、決めるそうです。 (11月29日)