前回のサバの話で「おしばて」のことを書きました。
酒の肴とか、つまみといった意味の方言です。
行きつけの店の、ある日の「おしばて」は…
大きなツブ貝です。身がしまっていて、ぬめりが特徴です。
メカジキの頭骨などからこそげ取った肉をしょうゆで煮たものです。
やわらかくて、甘味がしみていて、ごはんのおかずにもなります。
イカげそフライと「メカメンチれんこん挟み揚げ」です。
ボリュームがありますが、これもおしばてと言うそうです。
アワビです。こりこりした食感の高級おしばてですね。
復興屋台村気仙沼横丁の鳥徳のエビちゃんは、品書きを「おしばて」と表記しています。「あたみ屋」の月ちゃんは「おすばで」と発音しています。 (11月30日)