今年のゼンマイ採りはお休み | 作爺の部屋

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昔、山里の暮しでは野良仕事の道具や身の回りのものは自分で作ったり、直したりしてきたようです。
今流に云うとそうしたDIYや外遊びが大好きです。

桜も終わり、恒例のゼンメ(ゼンマイ)とりの時季になりました。

 

先週、雨マークが暫くないので山へ行こうと思っていたのですが、ウチのから待ったが掛かった。

 

連日の黄砂で向こうの山々も見えない。

 

こんな中で食物を天日干しするのは衛生上ダメということです。

確かに、PM〇〇も混じっているかも・・と云うことで足止め。

 

そう、ゼンマイは採るのが3割で、その後の干し上げまでの始末が7割と手間がかかり、外干しできる天気も大事。

 

漸く澄んだ青空も戻って来たので、いざ出陣と思ったら。

またもや、待ったの声。

 

昨年のゼンマイが大分残っていて「どうすんの?」と云う。

 

米の保冷庫に入れてあるゼンマイ在庫を確認したら・・

 

R5年とR4年産と書かれた小袋が9袋も残っているではあーりませんか。

ざっくりで1.5~2キロある。

 

 
 
 
その他でなんと平成時代なんてのが2袋出て来た。
真空脱気してあるので結構の量がある。
 
 
当地では何時もワラ灰をまぶして干していますので黒く干し上がるのですが、確かこれは試しでワラ灰を付けずに干した物で、一般的な赤いゼンマイとなっています。
そんなんでいつもと色見が違うことから、嫌って残っていたようです。
 
 
因みにそのまま天日で干したものは、このような赤干しゼンマイ
で、これを日光に当てず屋内で乾燥させた物を青干しと云い、水で戻すと鮮やかな緑色になるそうです。
(青干し設備も必要でやったことありません)
 
ワラ灰だと黒からモスグリーンの色合いの感じに戻ります。
 
 
干しゼンマイはカリカリに乾燥してあるので十年は食べられるような事を大昔しウチの婆さんが云っていた。
ホントかどうかは分からないが、まあ大丈夫でしょう。
 

 

先ず一袋は近所の婆さんに「数年前の物だけど、良かったら食って!」とお裾分けしようと思います。

 

戦時中を知る大年寄りは食べ物を大事にしますし、見習わなければなりません。

 

決して毒見をさせるつもりではありません。💦(^^;)

そんで、袋の日付、どうしょー?

 

よって今年のゼンメ採りは行かないで在庫消費します。

誰も行かない場所なので山も休ませます。

 

採るのが楽しみってのもあり少々残念ですが、特にゼンメ採り危ないので業として人の分まで採る気はしません。

 

そのほか、採ってすぐ食べられる山菜については、採ったり人から貰ったりして、タケノコなんかも少しですが一通り食べました。

 

 

それでは。